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麗華さんの車もやっぱりぴっかぴかの高級車で、私は恐縮しながら足を踏み入れた。
「ほんと、すいません…」
「ウフフ。私、運転好きなのでそんなにかしこまらないで下さい」
「運転好き？お嬢様なのに？」
「見た目は関係ありません。私、感覚が男性に近いってよく言われるんです」
「へえ！意外」
気さくな麗華さんと話しながら乗っていたら、あっという間に家に到着した。
「本当にありがとうございました」
「いいえ。では失礼いたします」
ブロロンと去っていく、赤いスポーツカー。
すごいな、お金持ちって。
はあってため息を吐いて振り返ると、玄関ドアから顔を覗かせるお母さんが。
「ちょっと、A！何なのあの車！何その恰好！もしかしてアンタっ！！」
ハアハアしながら話してる。
興奮しすぎでしょ。
「違います！断じて違います！」
「何が違うのよ！よくやったわが娘！」
もー。
全部お母さんのせいだ。
「お母さんのバカっ！もうお見合いなんてしないから！」
「あらまあ、もう櫻井さんに決めたのね。お母さん嬉しいっ…！」
今度は泣き始めた。
なんなの、この母親。
ああ、今日は大事な用事があったのに。
アイツのせいで見逃した！
くっそ！
自分の部屋に入って、ベッドにぼすんと倒れる。
なんて日だ。
ハードすぎた。
いくらイケメンでもあれじゃあねえ。
最悪。
麗華さんと仲良くやってればいいじゃん。
お見合いするとか何。
私を振り回して、なんなの。
ムカつくわー。
もういいや。
今日のことはもう忘れよう。
それから、浮かれポンチなお母さんに真実を伝えて。
「まだチャンスはあるわよ！だってお家に行ったんでしょう？」
って食い下がるお母さんを一蹴して。
私の生活は、日常に戻って行った。
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yuko(プロフ) - ayakoさん» ayakoさん、感想ありがとうございます♪嬉しいです！ベタな展開しか書けませんが楽しんで頂けてよかった(о´∀`о)翔さんのオラオラが書きたかったのです。ありがとう☆ (2016年2月9日 0時) (
レス) id: 8fa3a5d6f1 (このIDを非表示/違反報告)
ayako(プロフ) - はじめまして。俺様社長の翔さんにドギマギと主人公ちゃんとの掛け合いがおもしろくて一気に読ませていただきました。この先も気になる！！更新楽しみに待ってます！！ (2016年2月7日 19時) (レス) id: f5271a4f24 (このIDを非表示/違反報告)
るな(プロフ) - yukoさん» はい♪ (2016年2月3日 5時) (レス) id: 49adcb70ee (このIDを非表示/違反報告)
yuko(プロフ) - るなさん» るなさんへ♪ありがとう！楽しみにしててね(*^^*) (2016年2月2日 23時) (レス) id: 8fa3a5d6f1 (このIDを非表示/違反報告)
るな(プロフ) - yukoさん» おらおら翔くんいいですよね！続き楽しみです！ (2016年2月1日 6時) (レス) id: 49adcb70ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yuko
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=yashikonbu
作成日時：2016年1月25日 0時
