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ハッと目覚める。
何これ。
私、寝てた。
ガバッと起きて見渡すと、そこは見知らぬ部屋。
広い寝室、広いベッド。
無駄にでかくてたくさんある枕。
アロマのいい香り。
あれ？
私が身に着けているのは着物じゃない。
私の私服でもない。
なにこれ、この女子力の高いフワフワなパーカ。
「気が付きました？」
部屋に入ってきたのは、一人の綺麗な女性。
私と同じくらいの年齢かな。
品が良くて、育ちも良さそうな匂いがプンプンする。
「あの…ここは…」
「翔の家です。あなたは彼に運ばれて」
翔？
…あー。
あの御曹司か。
って、ええっ！？
どうして奴の家に！？
「お着物、着慣れていらっしゃらなかったのかしら。少し貧血のようでした」
ああ、そうか。
私は車の中で苦しくなって、そのまま…
で。
奴がここに運んでくれたの？
何故。
私を襲うつもりだったなら、気を失った方が好都合だったはずじゃ。
案外、いい人だったのかも…
いや、やっぱりそんなはずない！
私を拉致しようとしたんだもん、あの男！
「私も驚きました。翔が女性を家に入れるなんて、初めてのことで」
「はあ…」
「部屋着、私が着ていたものですが、よろしかったら差し上げます」
「えっ！？そんな…」
「気になさらないで。またお着物を着るのは苦しいでしょう」
にっこりと笑った彼女が差し出した紙袋には、さっきまで私が着ていた振袖。
なんてこった。
いや、ありがたいけど。
そもそもこの人は誰。
だけど…私に選択肢はない。
「すいません、じゃあ遠慮なく…」
「ご自宅まで送らせていただきます」
「そんなっ！結構です！」
「大丈夫です。翔に言い付けられてますんで、あなたに拒否する権利はありません」
えっ！？
拒否権がないとは何事！？
何？あの男。
こんなお嬢様にまで命令してんの？
「申し遅れました、真行寺麗華と申します。さ、ではこちらへ」
麗華さん…
すごい名前。
いかにもお金持ち。
あの男の彼女なのかしら。
下の名前で呼ぶなんて、相当仲がいいはず。
あいつ、こんな美人がいながらお見合いするなんて。
やっぱどうかしてる、あの男。
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yuko(プロフ) - ayakoさん» ayakoさん、感想ありがとうございます♪嬉しいです！ベタな展開しか書けませんが楽しんで頂けてよかった(о´∀`о)翔さんのオラオラが書きたかったのです。ありがとう☆ (2016年2月9日 0時) (
レス) id: 8fa3a5d6f1 (このIDを非表示/違反報告)
ayako(プロフ) - はじめまして。俺様社長の翔さんにドギマギと主人公ちゃんとの掛け合いがおもしろくて一気に読ませていただきました。この先も気になる！！更新楽しみに待ってます！！ (2016年2月7日 19時) (レス) id: f5271a4f24 (このIDを非表示/違反報告)
るな(プロフ) - yukoさん» はい♪ (2016年2月3日 5時) (レス) id: 49adcb70ee (このIDを非表示/違反報告)
yuko(プロフ) - るなさん» るなさんへ♪ありがとう！楽しみにしててね(*^^*) (2016年2月2日 23時) (レス) id: 8fa3a5d6f1 (このIDを非表示/違反報告)
るな(プロフ) - yukoさん» おらおら翔くんいいですよね！続き楽しみです！ (2016年2月1日 6時) (レス) id: 49adcb70ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yuko
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=yashikonbu
作成日時：2016年1月25日 0時
