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向かいと隣にそれぞれ座るイケメンは、すっごくお店に馴染んでる。
というか、私が馴染めなさすぎなんだけど。
松本さんに差し出されたお料理を一口食べると、おいしくて眩暈がしそうだった。
いつもこんなのを食べてるのかなあ、この二人。
「こういうとこ、よく来るんですか」
「まあね。小うるさい女に絡まれることもないし」
「普通の店には普通の女しかいねえからな」
「翔くんなんて普通じゃない女ですら使い捨てしてたからね」
「向こうの欲求を解消してやっただけだろ。ありがたく思ってほしいね」
…最低。
二人がおモテになるのはよくわかったけど。
こんなにかっこよくてお金持ちで、モテないわけがないだろうけど！
言ってることはクズじゃねーか。
松本さんが、私の冷たい視線に気付いて笑う。
「藍原さん、口開いてる」
「あは。開いた口が塞がりません」
「塞いでやろうか？」
にやりと笑った社長が、私に顔を近づける。
ひいっ！
何！？
瞬きの音が聴こえてきそうなほどの距離。
社長が、私を見てる。
くっきりした二重。
スッと通った鼻筋。
赤くてぷっくりした唇。
近くで見ると、よりはっきりとわかる。
社長って、こんなに綺麗な顔立ちをしていたんだ。
…っていうか！
私、何社長の顔に見とれてんの！？
「藍原」
「…っ！？はい！？」
「鼻毛出てっぞ」
なななななな…っ！！！
ええっ！？
嘘っ！！
いつから！？
慌てて鼻を両手で隠す。
「冗談に決まってんだろ、ばーか」
…へ？
…はあっ！？
なにそれっ！？
「ッハ！鼻毛出てる秘書なんか即解雇してやる」
〜っ！！
なんでっ！？
なんで私はこんなにバカにされてるのっ！！
「かっ！帰りますっ！」
「んな怒んなよ」
立ち上がろうとする私の肩を、社長がグイと押さえこむ。
「怒りますっ！もう知らない！」
もうやだ！
どこまでバカにしたら気が済むの！？
「まだ話は終わってねえんだよ」
社長が急に真顔になる。
「潤の素性と俺らの関係は会社の誰も知らない。この先も明かすつもりはない。つまりだ」
再び顔を近付けて、不適な笑みを浮かべる社長。
「お前は俺らの秘密を知った、共犯者だ」
「きょっ…共犯…！？」
「裏切ったらどうなるかわかってんだろうな」
ゾワッ。
背筋が凍る。
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yuko(プロフ) - ayakoさん» ayakoさん、感想ありがとうございます♪嬉しいです！ベタな展開しか書けませんが楽しんで頂けてよかった(о´∀`о)翔さんのオラオラが書きたかったのです。ありがとう☆ (2016年2月9日 0時) (
レス) id: 8fa3a5d6f1 (このIDを非表示/違反報告)
ayako(プロフ) - はじめまして。俺様社長の翔さんにドギマギと主人公ちゃんとの掛け合いがおもしろくて一気に読ませていただきました。この先も気になる！！更新楽しみに待ってます！！ (2016年2月7日 19時) (レス) id: f5271a4f24 (このIDを非表示/違反報告)
るな(プロフ) - yukoさん» はい♪ (2016年2月3日 5時) (レス) id: 49adcb70ee (このIDを非表示/違反報告)
yuko(プロフ) - るなさん» るなさんへ♪ありがとう！楽しみにしててね(*^^*) (2016年2月2日 23時) (レス) id: 8fa3a5d6f1 (このIDを非表示/違反報告)
るな(プロフ) - yukoさん» おらおら翔くんいいですよね！続き楽しみです！ (2016年2月1日 6時) (レス) id: 49adcb70ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yuko
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=yashikonbu
作成日時：2016年1月25日 0時
