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始業時間になって、社長にスケジュールを伝えて、さっさと席に戻ろうとしたらやっぱり呼び止められた。
「お前、逃げようとしてんじゃねえよ」
「はいっ？そ、そんなつもりは…」
「後で覚えとけっつったろ」
「はいぃ…」
ひぃー。
逃げられないっ。
「女を膝枕したのなんて初めてだわ」
あわわ。
やっぱり、怒ってらっしゃいますよね…
「あのっ…すいませんでした！酔っぱらって、つい…
起こして下さればよかったのに…」
「そこは俺の優しさね。フフン」
「…そうですね」
また、恩着せがましい。
こういう発言さえなければ、素直に感謝できるのに！
口を尖らす私に気付いた社長。
「何、不満か」
「いえ、全然！」
「じゃ、命令な」
ニヤリ、社長の目が光る。
背中に流れる冷や汗を感じながら、社長の言葉を待った。
命令っていうのは、某有名和菓子店の豆大福を買って来い、っていうお使いだった。
ビクビクして損した。
今日の営業先の手土産にするのかな。
いつも午前中で売り切れという噂の豆大福は、社長が電話で予約をしていたらしくすんなり手に入った。
社長室をノックして中に入ると、会議を終えたばかりらしい社長が書類をデスクに片付けていた。
「ただいま戻りました」
「おう、買えたか」
「はい。もちろん」
「丁度いい、茶を用意しろ」
「え？コーヒーではなくて？」
「大福には茶だろ？」
「はあ…？」
あれ？
手土産にするんじゃなくて？
「たまーに、急に食いたくなるんだよなあ、これ」
「社長が？大福を？」
「悪いかよ」
「いえっ！そんなことは」
「お前にもやるから、早く用意しろ」
「っはいっ！」
えー、意外！
社長って甘いものも食べるんだ？
なんだか急に親近感。
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yuko(プロフ) - ayakoさん» ayakoさん、感想ありがとうございます♪嬉しいです！ベタな展開しか書けませんが楽しんで頂けてよかった(о´∀`о)翔さんのオラオラが書きたかったのです。ありがとう☆ (2016年2月9日 0時) (
レス) id: 8fa3a5d6f1 (このIDを非表示/違反報告)
ayako(プロフ) - はじめまして。俺様社長の翔さんにドギマギと主人公ちゃんとの掛け合いがおもしろくて一気に読ませていただきました。この先も気になる！！更新楽しみに待ってます！！ (2016年2月7日 19時) (レス) id: f5271a4f24 (このIDを非表示/違反報告)
るな(プロフ) - yukoさん» はい♪ (2016年2月3日 5時) (レス) id: 49adcb70ee (このIDを非表示/違反報告)
yuko(プロフ) - るなさん» るなさんへ♪ありがとう！楽しみにしててね(*^^*) (2016年2月2日 23時) (レス) id: 8fa3a5d6f1 (このIDを非表示/違反報告)
るな(プロフ) - yukoさん» おらおら翔くんいいですよね！続き楽しみです！ (2016年2月1日 6時) (レス) id: 49adcb70ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yuko
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=yashikonbu
作成日時：2016年1月25日 0時
