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その日の終業後。
社長車に乗った私と社長は、接待先となるホテルの料亭へと向かった。
接待の席に出るなんて初めてで、緊張する。
相手はどんな人なんだろう。
「俺もあんま会ったことないんだけど、先方の紅林社長は相当の曲者らしい」
「曲者…」
「大事な接待だからな。藍原、ヘマすんなよ」
「わかってます」
曲者って、忍者か。
何奴。
約束の15分前に店に着くと、すでに先方は個室に入っていた。
「遅れて申し訳ありません」
「イヤイヤ、こっちが早すぎただけですよ」
頭を下げる櫻井社長に、ガッハッハと豪快に笑う。
狸親父って言葉がピッタリの、紅林社長。
その隣には、セクシーダイナマイツな感じの美人秘書。
秘書対決ではアッサリ敗北。
ひえー。
名刺交換を終えて、料理が運ばれてくる。
すごく美味しそう。
社長同士はお酒も入ったせいか、和やかに話をしている。
「是非ご検討下さい」
「そうさせて頂くよ、ガハハ！」
よかった、うまくまとまりそうだ。
曲者って社長は言っていたけど、本当にそうなのかな？
雰囲気に少しホッとしていたら、不意に紅林社長が私を見て言う。
「しかし、櫻井社長は綺麗で聡明ななお嬢さんを秘書にお持ちですなあ」
「いえ、藍原はまだ秘書としては未熟者でして」
「そんなことないでしょう！櫻井社長と藍原さんは、アレかな？そういう関係かな？」
「とんでもない。彼女はただの部下です」
「それは勿体ない！」
「社内の人間に手を出すのは何かとリスクがありますから」
「ワッハッハ！そりゃそうだ！」
何がおかしいんだかよくわからんけど、なんつー会話。
社長と私がどうこうだなんて、絶対あり得ない。
けどこの狸親父、きっとセクシー秘書とデキてるな。
だってこのセクシー秘書、さっきからクネクネしてるし。
よくこんな社長と付き合えるよなあ。
私が櫻井社長とだなんて…考えただけで身震いする。
怖い怖いっ！
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yuko(プロフ) - ayakoさん» ayakoさん、感想ありがとうございます♪嬉しいです！ベタな展開しか書けませんが楽しんで頂けてよかった(о´∀`о)翔さんのオラオラが書きたかったのです。ありがとう☆ (2016年2月9日 0時) (
レス) id: 8fa3a5d6f1 (このIDを非表示/違反報告)
ayako(プロフ) - はじめまして。俺様社長の翔さんにドギマギと主人公ちゃんとの掛け合いがおもしろくて一気に読ませていただきました。この先も気になる！！更新楽しみに待ってます！！ (2016年2月7日 19時) (レス) id: f5271a4f24 (このIDを非表示/違反報告)
るな(プロフ) - yukoさん» はい♪ (2016年2月3日 5時) (レス) id: 49adcb70ee (このIDを非表示/違反報告)
yuko(プロフ) - るなさん» るなさんへ♪ありがとう！楽しみにしててね(*^^*) (2016年2月2日 23時) (レス) id: 8fa3a5d6f1 (このIDを非表示/違反報告)
るな(プロフ) - yukoさん» おらおら翔くんいいですよね！続き楽しみです！ (2016年2月1日 6時) (レス) id: 49adcb70ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yuko
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=yashikonbu
作成日時：2016年1月25日 0時
