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ああ、もう帰らなきゃ。
社長、まだ働いてるのかな。
やっぱり声をかけてから帰るべきよね。
社長室のドアをノックしてみる。
「…はい」
「藍原です、失礼します」
中に入ると、銀縁の眼鏡をかけた社長がPCに向かって仕事をしていた。
「まだお帰りにならないんですか」
「…ああ、もうこんな時間か」
ディスプレイを凝視していた目が、ふと緩む。
眼鏡を外す仕草が妙に色っぽくて、何だか目のやり場に困ってしまう私。
これだから無駄にイケメンは困る。
うーんって伸びをした社長が聞く。
「お前、電車だろ？間に合うの？」
「…ああっ！帰ります！あっ、その前に明日の資料をお渡ししようと…」
慌てて社長へ資料を持っていく。
「ん、目ぇ通しておく」
「お願いします」
「これ作んのに今まで残ってたの？」
「そうですけど…」
「マジかよ。ドン臭すぎじゃね？」
「…はあっ！？しょうがないじゃないですか！
初めて作るのに、誰も何も教えてくれないしっ！」
「松本は？」
「何も。頑張って下さいねって微笑みながら帰られましたけど」
「アハハッ！冷てーな、あいつ」
笑いながら、社長が資料をパラパラとめくる。
社長と松本さんって、やっぱり仲良しなのかな？
あいつ、とか言っちゃって。
「松本さんとはお友達なんですか？」
「…元秘書。それだけだけど？」
「ふうん…」
「何だよ」
「いえ、お先に失礼します」
「おー、お疲れ」
別に隠すようなことじゃないのに。
どうして否定するんだろ。
よくわかんないけど、まあいっか。
翌朝、私の席には私が作った資料が置いてあった。
赤で社長の指示がたくさん書かれて。
『10時までに修正しろ』って、ご丁寧にメモまで。
うわーっ！
マジで！？
間に合うかな…
って、間に合わせるしかないんだけど！
朝からドタバタのまま、１日が始まった。
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yuko(プロフ) - ayakoさん» ayakoさん、感想ありがとうございます♪嬉しいです！ベタな展開しか書けませんが楽しんで頂けてよかった(о´∀`о)翔さんのオラオラが書きたかったのです。ありがとう☆ (2016年2月9日 0時) (
レス) id: 8fa3a5d6f1 (このIDを非表示/違反報告)
ayako(プロフ) - はじめまして。俺様社長の翔さんにドギマギと主人公ちゃんとの掛け合いがおもしろくて一気に読ませていただきました。この先も気になる！！更新楽しみに待ってます！！ (2016年2月7日 19時) (レス) id: f5271a4f24 (このIDを非表示/違反報告)
るな(プロフ) - yukoさん» はい♪ (2016年2月3日 5時) (レス) id: 49adcb70ee (このIDを非表示/違反報告)
yuko(プロフ) - るなさん» るなさんへ♪ありがとう！楽しみにしててね(*^^*) (2016年2月2日 23時) (レス) id: 8fa3a5d6f1 (このIDを非表示/違反報告)
るな(プロフ) - yukoさん» おらおら翔くんいいですよね！続き楽しみです！ (2016年2月1日 6時) (レス) id: 49adcb70ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yuko
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=yashikonbu
作成日時：2016年1月25日 0時
