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「社長？あの、どこへ…」
「いいからお前は黙ってついて来い」
また拉致！？
なんなのコイツ！
突っ立ったままの私の腕を掴んだ奴が、ズルズルと私を引きずる。
これ、お見合いの時と同じじゃない！
ええええー！！
秘書課の皆が驚いてこちらを見てる。
それでも社長はお構いなし。
やだ、何！？
「やだっ！離してっ！」
「うるせえ、黙れ」
「また、どこへ連れてく気ですか！」
「お前に服を見繕ってやる」
「…は？」
エレベーターに私を押し込んだ社長は不敵な笑みを浮かべて、こっちを見てる。
「…なんですかっ」
「別に」
「腕、離して下さい」
「やだね」
「なんでっ…！」
「社長命令」
なにそれ！？
横暴だ！
ムッとして睨み返すけど、社長は全然気にしない素振り。
くっそ！どうしてこんな！
思わず目を逸らすと、社長がフッと笑う息遣いが聞こえた。
エレベーターが１階に停まると、また社長に腕を引かれてエントランスと連れて行かれた。
黒塗りの社長車の前で、運転手さんが微笑む。
「社長、どうぞ」
「ああ、急に悪いな」
「いえ」
「藍原もさっさと乗れ」
抵抗も虚しく、車に引きずり込まれる私。
「銀座まで頼む」
「かしこまりました」
社長は時計を気にしながら、また電話をする。
「櫻井ですが。今から行ってもいいかな。…はい、お願いします」
今度は一体どこへ連れて行かれるの。
服を見繕うって…
気付けばここ、銀座の並木通りじゃん！
ブランドストリートじゃん！！
さっすが社長！
…じゃなくって。
もしかして、一流ブランドの服を私に着せようと！？
待って待って！
こんなブランドもの買えるお金、持ってない！
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yuko(プロフ) - ayakoさん» ayakoさん、感想ありがとうございます♪嬉しいです！ベタな展開しか書けませんが楽しんで頂けてよかった(о´∀`о)翔さんのオラオラが書きたかったのです。ありがとう☆ (2016年2月9日 0時) (
レス) id: 8fa3a5d6f1 (このIDを非表示/違反報告)
ayako(プロフ) - はじめまして。俺様社長の翔さんにドギマギと主人公ちゃんとの掛け合いがおもしろくて一気に読ませていただきました。この先も気になる！！更新楽しみに待ってます！！ (2016年2月7日 19時) (レス) id: f5271a4f24 (このIDを非表示/違反報告)
るな(プロフ) - yukoさん» はい♪ (2016年2月3日 5時) (レス) id: 49adcb70ee (このIDを非表示/違反報告)
yuko(プロフ) - るなさん» るなさんへ♪ありがとう！楽しみにしててね(*^^*) (2016年2月2日 23時) (レス) id: 8fa3a5d6f1 (このIDを非表示/違反報告)
るな(プロフ) - yukoさん» おらおら翔くんいいですよね！続き楽しみです！ (2016年2月1日 6時) (レス) id: 49adcb70ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yuko
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=yashikonbu
作成日時：2016年1月25日 0時
