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エレベーターを下りると、そこは秘書課。
私の荷物が置いてある机の前を、急ぎ足で通り抜ける。
ハッとこちらを凝視する秘書課の人達を無視して、社長室のプレートがかかる部屋のドアを勢いに任せて開けた。
「来たか」
私が来るのを待っていたかのような態度で、ハイバックのチェアに座った御曹司がゆっくりと振り返る。
すごい威圧感。
背筋に冷や汗が落ちる。
「何なんですか、これ」
手に持ったままの辞令を、奴の目の前に突き出す。
「辞令だ」
「そんなの見ればわかります！
こんなの…納得できません」
「お前が納得するかどうかは関係ない。会社の命令だ」
有無を言わさない態度。
なんて高圧的な。
「私は営業一筋でやってきたんです！いきなり秘書だなんて、意味がわからない」
「はあ？意味？」
フンッて鼻で笑って、私を一瞥する。
「意味なんかない。俺がお前を秘書に選んだ。それだけだ」
「何それ！嫌がらせですか？」
「そう思うなら勝手にしろ。会社の命令に背けば、営業どころかお前のクビが飛ぶだけだ」
今度は脅迫？
どこまで卑劣なの。
「秘書は経営陣の仕事を間近で見られる唯一の存在だ。お前にとって勉強になることも多い。秘書も悪くないと思わねえ？」
「あなた…何様のつもり」
奴の方眉が上がる。
「今日からお前の上司。俺の命令は絶対。わかったな」
最悪。
こんな奴が私の上司？
やっぱりこんな会社…やめてやる。
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yuko(プロフ) - ayakoさん» ayakoさん、感想ありがとうございます♪嬉しいです！ベタな展開しか書けませんが楽しんで頂けてよかった(о´∀`о)翔さんのオラオラが書きたかったのです。ありがとう☆ (2016年2月9日 0時) (
レス) id: 8fa3a5d6f1 (このIDを非表示/違反報告)
ayako(プロフ) - はじめまして。俺様社長の翔さんにドギマギと主人公ちゃんとの掛け合いがおもしろくて一気に読ませていただきました。この先も気になる！！更新楽しみに待ってます！！ (2016年2月7日 19時) (レス) id: f5271a4f24 (このIDを非表示/違反報告)
るな(プロフ) - yukoさん» はい♪ (2016年2月3日 5時) (レス) id: 49adcb70ee (このIDを非表示/違反報告)
yuko(プロフ) - るなさん» るなさんへ♪ありがとう！楽しみにしててね(*^^*) (2016年2月2日 23時) (レス) id: 8fa3a5d6f1 (このIDを非表示/違反報告)
るな(プロフ) - yukoさん» おらおら翔くんいいですよね！続き楽しみです！ (2016年2月1日 6時) (レス) id: 49adcb70ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yuko
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=yashikonbu
作成日時：2016年1月25日 0時
