12 突然の辞令 ページ12
翌週の月曜日。
いつものように会社へ行くと、私のデスクがあるフロアが何だか騒がしい。
なんだろ、と思いながら席に着こうとして、唖然とする。
何故。
机の上が、空っぽになっている。
PCも、ファイルも、お気に入りのペン立てすらない。
どこへ消えた。
というより、誰がやった。
リストラ？
嘘。
私、何かしたっけ…
「藍原さん、ちょっと」
立ち尽くす私を、大野課長が呼んだ。
小さな会議室に、向かい合って座る。
何を告げられるんだろう。
これでも、会社のために頑張って働いてきたのに。
私が何をしたというの。
「どういうことですか」
「俺もよくわかんねんだよ」
「えっ…」
「今朝来たら、藍原さんに辞令がおりてて」
目の前にピラッと見せられたのは、１枚の辞令交付書。
『藍原A殿 本日付けで総務部秘書課勤務を命ずる』
「秘書…？」
「藍原さん、秘書検定持ってた？」
「昔取りましたけど…」
「それでか。新しい社長が秘書を探してるって噂は聞いてたんだけど、それがまさか藍原さんだとは」
社長が？
私を秘書に？
はあっ！？
嫌だ！
あんな人でなしの秘書だなんて！
秘書だなんて、やったことないし。
それに、今まで営業畑でやって来たプライドもある。
「私、断ってきます！」
「えっ…藍原さんっ！？」
こんなっ…こんな辞令…
絶対にお断り！
こんなの、ただの横暴だ！
私は役員のいるフロアへ、走った。
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yuko(プロフ) - ayakoさん» ayakoさん、感想ありがとうございます♪嬉しいです！ベタな展開しか書けませんが楽しんで頂けてよかった(о´∀`о)翔さんのオラオラが書きたかったのです。ありがとう☆ (2016年2月9日 0時) (
レス) id: 8fa3a5d6f1 (このIDを非表示/違反報告)
ayako(プロフ) - はじめまして。俺様社長の翔さんにドギマギと主人公ちゃんとの掛け合いがおもしろくて一気に読ませていただきました。この先も気になる！！更新楽しみに待ってます！！ (2016年2月7日 19時) (レス) id: f5271a4f24 (このIDを非表示/違反報告)
るな(プロフ) - yukoさん» はい♪ (2016年2月3日 5時) (レス) id: 49adcb70ee (このIDを非表示/違反報告)
yuko(プロフ) - るなさん» るなさんへ♪ありがとう！楽しみにしててね(*^^*) (2016年2月2日 23時) (レス) id: 8fa3a5d6f1 (このIDを非表示/違反報告)
るな(プロフ) - yukoさん» おらおら翔くんいいですよね！続き楽しみです！ (2016年2月1日 6時) (レス) id: 49adcb70ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yuko
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=yashikonbu
作成日時：2016年1月25日 0時
