74.お姫様 ページ21
皆の所へ戻ると、ミクと生徒会の面々が楽しそうにお喋りしていた。
ミクが私達に気付いて、声をかける。
「A！どうだった？」
「捻挫だって」
「やっぱりかー」
「んじゃ、俺とAちゃんは帰るね！」
「えっ？帰るの？」
「帰るよ！安静だいいち！じゃね！」
有無を言わさず、相葉くんは私を引っ張って行った。
「ちょっと待って…いったあ…」
「うわっ！ごめん！痛かった？」
ひょい、と私を持ち上げる。
「えっ？ちょっと、なに？」
「なにって、お姫様抱っこ！」
「やだー！恥ずかしい！下ろして！」
「えー？おんぶの方がいい？」
「そうじゃなくて…」
「俺は、おんぶの方がいいなあ」
「…なんで？」
「密着度の問題かなっ」
思わず、ポカッと頭を叩く。
「イテッ！なんでだよー」
「もう！自転車置場だよ！」
お姫様抱っこは顔が近くて、恥ずかしさにジタバタせずにはいられなかった。
もう無理！ムリムリ！
心臓が破裂しそう。
彼は暴れる私を、相棒の荷台に置いた。
私を乗せて、走り出す。
「ミク、皆と馴染んでたね」
「そうだねえ」
「あの人達にビビんないの、すごいなあ」
「Aちゃんはビビってたの？」
「ビビるよ！最初は怖かったよ！」
マジで？って彼がクスクス笑う。
彼が笑ってくれると、私も笑顔になる。
不思議。
なんだろう、この感覚。
なんだか幸せで、嬉しくて、彼の背中にギュッとしがみついた。
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yuko(プロフ) - いちごみるく☆さん» いちごみるくちゃん、感想ありがとう♪そうなのよ！(笑)手が早いでしょ( ☆∀☆) (2015年7月19日 10時) (
レス) id: 8fa3a5d6f1 (このIDを非表示/違反報告)
いちごみるく☆(プロフ) - あら､初キスは生徒会室だったのね笑 続きも楽しみにしています!! (2015年7月19日 10時) (レス) id: abfb02a54b (このIDを非表示/違反報告)
yuko(プロフ) - サラさん» サラちゃん、おはよう♪non・noステキだったね！プライベートでかけてる眼鏡も見てみたーい。風もかっこよかった！朝からお役に立てて嬉しい♪お仕事頑張ってね(*^^*) (2015年7月19日 8時) (レス) id: 8fa3a5d6f1 (このIDを非表示/違反報告)
サラ(プロフ) - おはよう♪non・no、眼鏡も白シャツも最高(≧▽≦)風に吹かれる相葉くん、セクシーだけど、ちゃかしちゃうとこがらしくて好き(*´∀｀)生徒会、雅紀くん目線 朝からきゅんきゅんハッピーな気持ち♪今から、仕事なの(>_<) (2015年7月19日 8時) (レス) id: aabee14d1e (このIDを非表示/違反報告)
yuko(プロフ) - サラさん» サラちゃん、感想ありがとう♪私も、どっちでもいい！っていうか、どっちをされても息の根が止まる(笑)一生ありえないけどね！(T_T) (2015年7月18日 15時) (レス) id: 8fa3a5d6f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yuko
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=yashikonbu
作成日時：2015年7月7日 12時
