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｢そもそも家上がってない。
なんていうんだ？その…俺が所属してる団体の同僚、的な。
同僚とも思いたくねえが｣
｢荼毘くん、所属団体あるんだ…｣
…こんなガラ悪くて、目付き悪くて、
行動が掴めない荼毘くんの所属する団体なんか、
ヤクザしか思い付かないんだけど。
｢…悪い想像してねェか？｣
｢やばい…ヤクザの人と絡んじゃった…｣
｢お前の中の俺のイメージ悪すぎだろ｣
けけ、と音がつきそうな笑い方をする荼毘くん。
仰向けのままお腹を抱えて笑っている。
なんで笑うのー、と荼毘くんを小さく叩くと、
さぁな、といつも通りの顔で私の方を見る。
だって荼毘くんはヤクザでしょ。
ピアスも多いし、夜中にふらっと出かけていなくなるし。
｢ねえ荼毘くん｣
｢あ？｣
｢私、スカート捲られそうになったのちょっと怒ってる｣
｢俺は反省してない｣
｢反省して｣
｢気が向いたらな｣
｢怒ったけど、荼毘くんのことちょっと知れて嬉しかった｣
｢…｣
髪を撫でると、荼毘くんはさっきみたいに手を止めてくることは無かった。
目を細めて、私の表情をじっと観察するように目を合わせてくる。
｢…その時になったら、俺から話す｣
｢はいはい。 …仕方ないから待ってあげる｣
荼毘くんの素性は、気になるけど知りたくない。
知ってしまったら、荼毘くんの口から言わせてしまったら、ダメな気がする。
私たちは、ずっと家主と居候の関係でいようよ。
きっと今はそれが最善なんだよ。
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だから荼毘くん、ずっと私に隠し事をしていてね。
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狐宮(プロフ) - 流石に神作すぎる。更新待ってます！！ (3月17日 11時) (
レス) id: a0c6b76223 (このIDを非表示/違反報告)
エスプレッソ - めちゃくちゃ好きです！続きが楽しみです！ (2月2日 20時) (レス) id: de6ec814a1 (このIDを非表示/違反報告)
白うさぎ - 更新楽しみです！頑張ってください！ (2月2日 9時) (レス) @page31 id: ddc71ea2f6 (このIDを非表示/違反報告)
ねかあ(プロフ) - あああああああああああああああ！JKに手出してるホークスさいこおおおおお！ (1月26日 19時) (レス) @page31 id: 39dbcee998 (このIDを非表示/違反報告)
ぱぴこ - うわ、もうめちゃくちゃ好きです。更新頑張ってください、、 (1月25日 1時) (レス) @page31 id: c43eafab12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：八尋 | 作成日時：2022年12月8日 20時
