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「最近ずっと連絡取ってんのはそいつか？」
「別にずっとじゃないし」
ちょっと気まずい空気になってきて、不服を垂れながらも床に正座して座った。
私の前に胡座をかいて座った荼毘くんに根掘り葉掘り聞かれて、ここまでの経緯をざっと説明させられた。
いつから？とか、学校では喋んのか？とか、
…そんなに食いつく？いや、多分面白がってるんだけど。
「如何せん、男性経験が無いもので…」
「どうせ何にしろ、
そいつと付き合う可能性はゼロなんだろ」
「…それは、わかんないよ」
ぼそ、と呟くと、荼毘くんは片眉をぴくりと動かして、
あァ？と若干威嚇してきた。
「…わからないけど、好きとか言われたら、ちょっとは気になるかもしれないじゃん」
「…へぇ」
悔しくてちょっとだけ反抗してしまった。
実際には付き合う気なんて1ミリもない。
ただ、それを見透かしたかのように分からせてくる荼毘くんにちょっとモヤモヤしたので。
ちょっとだけ勝気になって荼毘くんの方を見てみると、目を伏せて細くなった瞳でじっと私の方を見ていた。
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「A」
その声で私の名前を呼ぶと、私の腕を引くのと同時に手からスマホを奪い取った。
正座が崩れて、荼毘くんの脚の間に挟まる。
「…何して」
じ、と睨んでみせると、腰に腕を回されて、身動きが取れなくなる。
「好き」
「へ！？」
「ホラ、気になんだろ」
「な、なんか思ってたのと違…」
突然のことに恥ずかしくて顔を逸らすと、荼毘くんは私の耳元に顔を近づける。
何が？と言う荼毘くんの低い声が体の中に響いて、思わず肩を震わせた。
やばい、荼毘くんなんかにドキドキしたくないんだけど！
「荼毘く、」
「顔ちっせぇの、好き。
細身なのも好き、家庭的なとことか」
言葉の全部が低音で響いて、自然と顔に熱が集まる。
「あぁ、あと俺の寝起き襲おうとするとこも」
「それはしてない！」
回した腕でする、と腰を撫でてくる。
それにすら反応して、脈が早くなっている自分がいるのが何とも信じたくない。
逃げたい。穴があったら入りたい。
荼毘くんなんかにここまで気持ち揺さぶられるのが本当に悔しい。
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狐宮(プロフ) - 流石に神作すぎる。更新待ってます！！ (3月17日 11時) (
レス) id: a0c6b76223 (このIDを非表示/違反報告)
エスプレッソ - めちゃくちゃ好きです！続きが楽しみです！ (2月2日 20時) (レス) id: de6ec814a1 (このIDを非表示/違反報告)
白うさぎ - 更新楽しみです！頑張ってください！ (2月2日 9時) (レス) @page31 id: ddc71ea2f6 (このIDを非表示/違反報告)
ねかあ(プロフ) - あああああああああああああああ！JKに手出してるホークスさいこおおおおお！ (1月26日 19時) (レス) @page31 id: 39dbcee998 (このIDを非表示/違反報告)
ぱぴこ - うわ、もうめちゃくちゃ好きです。更新頑張ってください、、 (1月25日 1時) (レス) @page31 id: c43eafab12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：八尋 | 作成日時：2022年12月8日 20時
