07時間 ページ8
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｢あれ、轟くんじゃん｣
お風呂から上がって、部屋に戻ってからまた喉が渇いて、面倒だと思いながら共有スペースまでの道を往復すれば、人影が見えた。
紅白の髪はよく目立つ。少し水気があるからきっとお風呂上がりだろう。
｢雪白か｣
｢当たり〜。飲み物買いに来た｣
いつの間にか相手当てゲームのようなやり取りをするようになった私たちの会話といったら、意外と端的だ。
後ろから回って、自販機でリンゴジュースを買う。
出てきた缶を持って、彼の真正面の椅子に体育座りをするように座る。
｢それ美味いか？｣
｢うん、フツーに美味しい｣
お互い謎に顔を合わせず、他愛のない会話をする。
ずずず、と、私の女子力の欠けらも無いジュースを飲む音が静かな空間に響く。
何となく彼をチラ、と見てみれば、肘置きに肘を付いてどこを見るでもない視線をしていた。
それは案外絵になる。
お風呂上がりだから、髪の毛がぺたん、と収まっている。あんまり乾かさないのかな。
なんとなく彼の姿を目に焼き付け、ふと浮かんだ質問を口にしてみる。
｢ねぇ｣
声を掛ければ、視線をこっちに向けてくれる。
｢轟くんはさ、私が眠るのは嫌？｣
また自己中で軽率な発言だ。
百ちゃんといい、お茶子ちゃんといい、私を心配してくれる仕草がくすぐったかった。
それは純粋に嬉しかった。
もしかすると、君もそうなのかなんて、少しだけ期待してしまって。
彼の方を見ると、何だか少し驚いたような顔をしていた。
あ、そんな深いことでもないんだけどね、と補足するも、彼は顰めた表情を変えない。
｢まぁ、
普段起きてる時間に無駄に寝られるのは、嫌だろ｣
会話も交わせねぇわけだし、と小さく呟いた。
そういうものなのか。
私が欲しかった言葉を、彼は当たり前のように言ってのけたのだった。
｢そっか｣
凄く嬉しいくせに、素っ気ない言い方しか出来ない私は、やっぱり可愛げのない奴だ。
髪の毛を拭くようにして、少し照れた顔を隠すために下を向いた。
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なおみ(プロフ) - 完結おめでとうございます!! ホントに、白雪と轟くんがひっついてよかった！ 作品読んでると泣きました(´；ω；`)こんな良い作品をありがとうございました!!! (2017年12月19日 17時) (
レス) id: 73e619451a (このIDを非表示/違反報告)
赫夜 - 八尋さんこんばんはご無沙汰ぶりです赫夜デス！！夜分遅くでもお仕事ご苦労様デス(*^^*)！！先程仕上がったこちらがわの内容一部を読ませて頂いたところ主人公ちゃんは揺るで余り恋愛感には無しな感じですが次回はどう言った展開になるのか楽しみにしてます！！ (2017年9月5日 21時) (レス) id: 09a4a3c559 (このIDを非表示/違反報告)
RAIN - 赫夜さん» こんにちは。あまりたくさんのコメントは作者さんの負担になるのでやめた方がよいのでは？影ながらひっそり応援していくのも読者の役目だと思いますよ。自分はたくさんのコメントは返すのも負担なので嫌だとは思いますが。 (2017年8月28日 20時) (レス) id: eb5387909c (このIDを非表示/違反報告)
赫夜 - 八尋さんおはようございます赫夜デス！！徹夜までのお仕事ご苦労様デス(*≧∀≦*)先程の内容一部を読ませて頂いたところ爆豪は主人公ちゃんの事が気に食わないそうで何回か良く挑戦を申し込んでるそうですがひょっとしたら…(*_*) (2017年8月26日 8時) (レス) id: 09a4a3c559 (このIDを非表示/違反報告)
赫夜 - 八尋さんこんにちは赫夜デス夕方のお仕事ご苦労様デス！！先程仕上がった内容一部を読ませて頂いたところ次の日主人公ちゃんは何と爆豪と珍しく一緒に登校してきたそうですが果たして次回内容はどうなって逝くか気になりますね(^ー^)今後をお待ちしております！！ (2017年8月24日 17時) (レス) id: 09a4a3c559 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：八尋 | 作成日時：2017年8月17日 19時
