26時間 ページ27
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あの後、何故かキレた爆豪くんに核まで身をぶん投げられ、強行突破で勝ち越してしまった。
女の子を投げるとは、なんて男だ。さらに私の必死に考えた作戦とやらは一体何だったのだろうか。
そのため轟くんと正面からぶつかってみたいという夢は、呆気なく崩れた。戦うどころか、最後の方私が投げられてた時は慌てた顔で助けようとしていた。敵なのに。
毒は一度キャパを超えて、私自身も体力的に限界を迎えていたはずが、ほんの少しだけ寝た時間で回復したようだ。
｢轟くん、お疲れ様｣
｢あぁ、雪白もな。最後のあれ…よくやったな｣
｢いや…あれは爆豪くんの咄嗟の判断というか、なんというか｣
ガスマスクに口元を隠しながら、爆豪くんのおかげとはいえ轟くんに褒められた嬉しさで頬が緩むのを感じた。
｢あ、そういえば｣
それよりも、私の中で凄く嬉しいことがあった。
1番に轟くんに言いたくて、子供のようにうずうずしていた。くるりと振り返り彼に向き合って、笑顔を向ける。意図的にではなくて、自然とできた表情だった。
｢実戦中、１回眠ったのに珍しく早く起きれたんだ。
今になって少し眠たくなってきたんだけど…｣
これは大きな進歩だ。
早く目覚めることが出来たなら、もしかすると、これからの練習や条件次第では眠らずに済む日が来るかもしれない。
林間合宿で限界突破を学んでも回復されなかったこの問題は、今になってやっと解けそうになった。
ぴょんぴょんと勝手に跳ねる足をどうにか押さえつけて、嬉しさを噛み締めた。
ふと轟くんの方を見れば、私とは対象的に、何かを考え込むような仕草を見せた。
｢轟く｣
｢…あんとき、｣
自分の右手首がふと、彼の手で握られる。
｢爆豪がお前のこと大事そうに抱えてたの見て、すげぇ悔しくなった｣
ぎゅ、と手首を握られて、少しだけ痛かった。
わからない。たまに見る、彼の思い詰めた顔。
それに何か気の利いた言葉を返せない私は、酷く情けない。
｢……そんなに？｣
｢まあお前には関係の無いことかもな｣
私は、彼がこの状況に対して何を言いたいのかわからなくて、複雑な思いを抱えて小さく首をひねった。
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なおみ(プロフ) - 完結おめでとうございます!! ホントに、白雪と轟くんがひっついてよかった！ 作品読んでると泣きました(´；ω；`)こんな良い作品をありがとうございました!!! (2017年12月19日 17時) (
レス) id: 73e619451a (このIDを非表示/違反報告)
赫夜 - 八尋さんこんばんはご無沙汰ぶりです赫夜デス！！夜分遅くでもお仕事ご苦労様デス(*^^*)！！先程仕上がったこちらがわの内容一部を読ませて頂いたところ主人公ちゃんは揺るで余り恋愛感には無しな感じですが次回はどう言った展開になるのか楽しみにしてます！！ (2017年9月5日 21時) (レス) id: 09a4a3c559 (このIDを非表示/違反報告)
RAIN - 赫夜さん» こんにちは。あまりたくさんのコメントは作者さんの負担になるのでやめた方がよいのでは？影ながらひっそり応援していくのも読者の役目だと思いますよ。自分はたくさんのコメントは返すのも負担なので嫌だとは思いますが。 (2017年8月28日 20時) (レス) id: eb5387909c (このIDを非表示/違反報告)
赫夜 - 八尋さんおはようございます赫夜デス！！徹夜までのお仕事ご苦労様デス(*≧∀≦*)先程の内容一部を読ませて頂いたところ爆豪は主人公ちゃんの事が気に食わないそうで何回か良く挑戦を申し込んでるそうですがひょっとしたら…(*_*) (2017年8月26日 8時) (レス) id: 09a4a3c559 (このIDを非表示/違反報告)
赫夜 - 八尋さんこんにちは赫夜デス夕方のお仕事ご苦労様デス！！先程仕上がった内容一部を読ませて頂いたところ次の日主人公ちゃんは何と爆豪と珍しく一緒に登校してきたそうですが果たして次回内容はどうなって逝くか気になりますね(^ー^)今後をお待ちしております！！ (2017年8月24日 17時) (レス) id: 09a4a3c559 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：八尋 | 作成日時：2017年8月17日 19時
