北沢家専属メイドの悩み【もみ消して冬】

・貴方side ページ15

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小「執事の第1条件は守秘義務を完璧に守り通せること。もし違反した場合は即刻クビだ。そのつもりで。」



いつのまにかいた小岩井さん

そしていつのまにか私たちの会話を聞いていた小岩井さん

そしていつのまにか松也君を叱っている小岩井さん




楠「はい、承知しました。」


結構グイグイくる小岩井さんに松也君は若干引きながらも執事としての成長をまた成し遂げた




『松也君ってバカだよね。』


少ししょんぼりしている彼に励みの言葉を投げる

勿論、彼はさらに落ち込んだ。




『正直で良いってことだよ』


楠「へ？」


『松也君は嘘も隠し事も"出来ない"から、私は信用できて頼もしいってこと。」




自分でもいい感じのフォローを出来たと思うけど、所詮バカなことに変わりはない


バカ正直って玉に瑕だもん





『あ、でもやっぱり隠し事ができないのは無理。口が軽いってことでしょ？』


楠「いやいやいやっ！ 僕は口の固さだけは定評があるから！」


『……っそ。』




余裕で口が滑りそうになってたけど。

しかも自分で自分の口を抑えるほど。





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