本音で ページ48
「み、みんなどうし…」
と言いかけると、
「「Aちゃん/さんごめん！！」
みんな一斉に頭を下げてきた。
「あたしたち、白石さんに騙されてたのに…知らんぷりしたりしてごめんね」
「俺も…実際見てもねえのに。すまなかった」
「い、いや、信じてもらえたならもういいよ、」
そうやってみんなをなだめる。
すると、みんなは安心したように笑みを見せた、
けれどー
.
.
「____A」
突然、隣で蘭丸の低い声が聞こえた。
「…へ？」
蘭丸の顔を見ると、不機嫌な顔をしていて怖かった。
「俺の方こそ、まともな証拠なんてなかったのにお前を突き放して本当にすまなかった。
ごめん。
…けど、A
お前は優しすぎる」
「や、優しいだなんて」
「優しい嘘、つくな。
無理に許さなくていい、ほんとうは辛かったんだろ？
今まで辛かったこと、ぶつけて。
言いたいこと、言って」
少しきつい言い方だけど、その声には温かみがあるような気がした。
みんなの顔を見ると、言って、とでも言いた気な顔をしている。
……
今まで、辛かったこと。
「……辛かったよ。
誰も信じてくれなくて、嫌で嫌で仕方なかった。
助けてくれたり、信じてくれる人はクラスになんか居なくて。
このクラスを大嫌いになりかけたこともあった。」
けど、
神童くんを始め、サッカー部のみんなの協力を得て、明るくなれた。
楽しい学校生活がまた送れると信じて、毎日学校に行った。
「……やっぱ、このクラス楽しいから、嫌いになんてなれなかったよ……！」
いつの間にか私の顔は涙でグチャグチャになっていて、
地べたに座り込んで、声を上げて泣いていた。
「やっと、言えたな」
蘭丸は優しく私の頭を撫でて、クラスのみんなは微笑ましく、私を見ていてくれた。
朋花ちゃんも、教室の隅で
寂しそうに微笑んでいた。
.
.
数ヶ月。
私たちは三年生になった。
蘭丸とは同じクラスだけど、神童くんとは離れてしまった。
朝練が終わり、遅刻しそうな私たちは走る。
「蘭丸！遅れるよー！」
「分かってるって！」
庭を通っていると、つい綺麗な桜に見惚れてしまう。
「Aなにしてんだよ」
「いやあ綺麗だと思ってさ！
……ねえ、蘭丸」
ラッキーアイテム
革ベルト
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ゆーみやン＠火木土しか来れません(プロフ) - フィナーレさん» いいえ！！閲覧サンクスです*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:*･'(*ﾟ▽ﾟ*)'･*:.｡. .｡.:*･゜ﾟ･* (2014年9月9日 17時) (
レス) id: 88b21b5255 (このIDを非表示/違反報告)
フィナーレ(プロフ) - ゆーみやン＠火木土しか来れませんさん» 分かりました! ありがとうございます! (2014年9月3日 23時) (レス) id: f75105e1b0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーみやン＠火木土しか来れません(プロフ) - フィナーレさん» えっとですね、残念ながら霧野のファーストキスの相手がともかちゃんです! (2014年9月3日 18時) (レス) id: 3c5409619a (このIDを非表示/違反報告)
フィナーレ(プロフ) - あの、気になる事があるんですが、これって霧野は主人公ちゃんがファーストキスの相手じゃないって事ですか？ ともか？が、霧野のファーストキスの相手ですか？ (2014年9月3日 15時) (レス) id: f75105e1b0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーみやン＠7/8は黄名子ちゃんの日！(プロフ) - アンサーさん» ありがとうございます!はい！頑張ります！ (2014年4月28日 23時) (レス) id: 563a3b32df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆーみやン | 作者ホームページ：http://ameblo.jp/yuurakushiorisama/
作成日時：2012年5月11日 18時
