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先生と生徒 ページ6







とある放課後の空き教室。

の外で、宇髄は耳を立てていた。


「夜凪先生…!す、好きです!」


宇髄は「あー…」と呟く。夜凪は紳士だから、教師と生徒の関係を持たない事は宇髄は知っていたし、恐らく生徒も十分に理解しているだろう。

それでも夜凪への告白は止まない。宇髄もかなりの頻度で告白されるが、夜凪の比はそんなものじゃない。

だが、親友がモテる事は喜ばしい事だと言う思いもあり、むしろ今は応援している。

…生徒を。


「…ごめんね、僕は先生だから…」


「そ、それじゃあ!先生は私が大人になったらいいんですか!?」


「あ、え、っと…」


宇髄はニヤリとした。夜凪の告白を断る口実はいつも「先生と生徒」の関係だからだ。

宇髄が意地の悪い笑みでいると後ろから声をかけられる。


「宇髄…何やってんだァ?」


「そうですよ、気味の悪い笑顔で聞き耳立てて」


「不死川に胡蝶…今派手に面白いところなんだよ」


「はァ?」


「もしかして、夜凪さんの事ですか?」


「勿論」


宇髄に声をかけた不死川と胡蝶が耳をすます。


「先生!大人になったら付き合ってください!」


「えっと、その…」


生徒の強まる声と戸惑う夜凪の声。


「おいこれ…止めた方がいいんじゃねェか?」


「でも止めたら空気読めていない事になりますよ?」


「流れに任せるぞ、夜凪が派手で新たな断りの切り札を出してくるかもしれないからな」


ワクワクする宇髄、貼り付けた笑顔の胡蝶、止めに入りたい不死川。

夜凪の運命やいかに────────!


















「……ごめんね、僕には好きな人が居るんだ」









「…はぁ!?」









想像もしてない答えが夜凪の口から出て、宇髄が大声で驚いてしまった。

その大声に胡蝶と不死川が驚き、その上教室の中にいた夜凪と生徒にまで聞こえた。


「…宇髄?」


中から扉を開けられる。そこには顔をひょこっと出す夜凪。


「…宇髄さん、土下座した方がいいですよ」


「そうだ宇髄、お前の得意な派手で目立つ土下座しとけェ」


「お前ら敵かよ…」


3人の様子を横目で見ながら、夜凪は生徒に、「…これは僕と君だけの秘密だよ?」と念を押して帰した。

夜凪のお得意笑顔でノックアウトされた生徒は、「はい…!」とフラれたとは思えない返事で走っていった。

嘘か誠か→←妹



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オビト - リクエストで無一郎と善逸が欲しいです。 (8月19日 7時) (レス) @page9 id: 9f5fba4099 (このIDを非表示/違反報告)
美穂(プロフ) - 終わってしまって寂しいです (2022年7月31日 18時) (レス) @page19 id: c0f42fdb83 (このIDを非表示/違反報告)
wing(プロフ) - カナヲとひっついてほしいなぁ (2021年11月30日 6時) (レス) @page8 id: 18791fc809 (このIDを非表示/違反報告)
おと姫と愉快なサカナたち(プロフ) - 宇髄さんとくっつけて欲しい((( (2020年6月14日 18時) (レス) id: e21618e8ed (このIDを非表示/違反報告)
作者 - きゅうりさん» 意見ありがとうございます!! (2020年5月1日 21時) (レス) id: d081f82bc7 (このIDを非表示/違反報告)

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作成日時:2020年4月25日 22時

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