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結局 ページ12

胡蝶しのぶside




姉さんと夜凪さんがカフェを出て少し歩く。

私は後ろから着いていく。

これは確信を持たなくちゃいけない。知りたくない気もするけれど。

カナヲにもついて行った結果を報告しなくちゃいけないし。そう、これは責任者としてついて行ってるだけで。

2人を用心深く見ていれば、ふと狭い道へと入っていった。

あれはどう考えても袋小路…なんて卑猥な事を!

焦って走った。ダメよ姉さん、そんな事絶対。

袋小路へと来る。

暗く、人一人いなく、そして狭い。

でも。


「…消えた?」


姉さんと夜凪さんの姿が見当たらない。可笑しい、絶対袋小路に入ったのに。

見失ったかもしれない、と元の道へ戻ろうとした次の瞬間。


「……えっと、胡蝶様?」


「─────ッ!?」


肩を叩かれ、声をかけられた。

恐る恐る振り返れば、疑問を頭に浮かべた顔の夜凪さんと、笑顔の姉さん。

私は思い出した。

前世では姉さんは柱、夜凪さんは甲だったじゃないか、と。



















「やだしのぶ、私と夜凪君は付き合ってないわよ。ねぇ夜凪君」


「はい、流石に烏滸がましいですからね…」


「そ、うなんですね…」


あれから、ついて行った訳を2人に話したところ、そう返された。

聞いた話によれば、夜凪さんは学校によく来る野良猫の世話の方法を、つい最近知り合った姉さんに相談していたらしい。


「夜凪君ったら真剣に聞いてくれるのだもの。生物担当の教師としては是非とも手になりたくて」


「お陰様で助かりました。僕だけでは猫を育てられなくて…」


正直、凄くホッとしてしまった。姉さんと夜凪さんは恋仲では無いらしい。


「しのぶは想像力豊かねぇ」


「ちょっと姉さん!私は本当に心配して…」


「……あら?私を?」


「え…?そりゃそうでしょ!」


姉さんは少し驚いた様な顔をして私を見てくる。

夜凪さんはその様子に首を傾げた。

ただ唯一、姉さんだけが何かに気づいているよう。


「…なんで心配したの?」


「だ、だって…姉さんと夜凪さんが…接吻してたから…」


自信なさげに私は言う。今思えば勘違いだったかもしれない。

その予想通り、姉さんと夜凪さんが素っ頓狂に「えっ?」と声を揃えて驚いた。


「…姉さん、やっぱり見間違えだったから、気にしないで」


「しのぶ、照れてるの?安心して、夜凪さんとは本当に何も無いからね」


「分かったから!強調しないで!」

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オビト - リクエストで無一郎と善逸が欲しいです。 (8月19日 7時) (レス) @page9 id: 9f5fba4099 (このIDを非表示/違反報告)
美穂(プロフ) - 終わってしまって寂しいです (2022年7月31日 18時) (レス) @page19 id: c0f42fdb83 (このIDを非表示/違反報告)
wing(プロフ) - カナヲとひっついてほしいなぁ (2021年11月30日 6時) (レス) @page8 id: 18791fc809 (このIDを非表示/違反報告)
おと姫と愉快なサカナたち(プロフ) - 宇髄さんとくっつけて欲しい((( (2020年6月14日 18時) (レス) id: e21618e8ed (このIDを非表示/違反報告)
作者 - きゅうりさん» 意見ありがとうございます!! (2020年5月1日 21時) (レス) id: d081f82bc7 (このIDを非表示/違反報告)

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作成日時:2020年4月25日 22時

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