六十二個目の飴*嫉妬(8/20修正) ページ3
「…そうや、ウチが飼っとった犬や。それも、長ーい間な。」
俺の手元から、イヌを抱き上げるひよ里ちゃん。
平子君達は分かっているようだ。
知らなかったのは、俺、か。
「ワン!」
尻尾を振って、喜ぶイヌ。
お前、人型なのに尻尾が出てるし鳴き声が犬の姿のままだぞ。
「やめーや!くすぐったいねん!!」
それに応えるひよ里ちゃん。
仲むつまじい光景なのに。
喜ぶべき所なのに、ドロドロと心は晴れない。
成る程、これが嫉妬か。
そう考えていると、頭に手が乗る。
「…ま、今は感動の再会っちゅーやつや。我慢しとき。」
「…ウザいな。(分かりました。)」
「おーいAクン、心の声と口から出とる言葉逆やぞー。」
そんな突っ込みを受けながら、本来の目的に移る。
一護の事だ。
先ほどからスルーしていたのだが、何やらずっと倒れているようだが。
何だか、マヌケで笑えてしまう。
「平子君、一護何やってんの。」
「あ?あー、修行や修行。」
あの一護が修行。
浦原さん以外での修行だなんて思ってもいなかった。
「へぇ。」
「…自分聞いといて何やねん、その反応。…ま、えぇわ。」
隣に来た平子君が、欠伸を一つして此方を見てくる。
「仲間に、なってくれんか?」
「嫌。」
あまりにもズバッと言ってしまった為、平子君が砂になる。
でも、嫌なものは嫌だ。
「楽しいで?毎日関西ノリで和茶和茶出来るんやで?」
「俺別にーー」
望んでいないし、そう言おうとした。
背中に、ぞわっとした感覚が広がる。
痴漢をされた時のような感覚。
振り返ると、成人向けの本を持った女子がいた。
何だ、コイツ。
「こら、リサ。A戸惑ってるやろ。」
「なんやて!?少し尻触っただけやあないの。」
あ、何だじゃない。
この子、只の変態だ。
先ほどの寒気は尻を触られたからか。
声が出なくて良かったー、出てたら何かしら言われそうだったし。
「…可愛い名前してるのに、する事は…。」
「「ごらぁああ!!」」
変態、そう言おうと思っていた。
しかし、その言葉は上から降ってきたひよ里ちゃんとイヌに遮られた。
ー・ー・ー・ー
修正致しました。
長い階段を降りた先に仮面の軍勢が居るというタイミングが思いっ切り違いました…。
すみません。
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ブラック・クロクニル×××絶望王(プロフ) - あの間違ってたらごめんなさい 六十六個目の飴 本音の 松本の所属している隊が11番隊になっています 自分が間違ってなければ松本は10番隊ではないでしょうか？ (2016年9月18日 22時) (
レス) id: bbc0fa4355 (このIDを非表示/違反報告)
yasanekoko - チャッピー様、ありがとうございます!これから更に面白く出来るように頑張らせて頂きます!応援、ありがとうございます!! (2015年8月29日 21時) (携帯から) (レス) id: 8e0165f1a8 (このIDを非表示/違反報告)
チャッピー - はじめましてー！凄く面白いです！更新頑張ってください応援してます！ (2015年8月29日 16時) (レス) id: 41870b5498 (このIDを非表示/違反報告)
yasanekoko - 暇人様、ありがとうございます!続きをなるべく早く更新していきます。頑張らせて頂きますね!! (2015年8月29日 8時) (携帯から) (レス) id: 8e0165f1a8 (このIDを非表示/違反報告)
暇人 - 続きが楽しみです！！\(・∀・)/頑張って下さい！！ (2015年8月28日 19時) (レス) id: 565b3c163d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yasanekoko x他1人 | 作成日時：2015年8月15日 1時
