璃莉... ページ6
璃莉「〜♪」
鼻歌を歌いながら、廊下を歩いていると、いきなり
？「ねぇ！ ちょっと！」
凄い可愛いけど、今は鬼のような顔をしている先輩に腕を掴まれた。
グイッ
璃莉「あの... 何ですか？」
先輩「あんたさ、唯斗の何なの？」
あ、この人星田君と同じ部活の部長さんだ
可愛いけど、気が強くて有名
璃莉「ただのクラスメートですけど...」
先輩「あんた、昨日唯斗と一緒に帰ってたわよね？」
璃莉「それは！ 星田君が傘を忘れたって言ってたから...」
先輩「わざとでしょ」
璃莉「ちがいます！」
ヤバイ...(泣) マジで怖い...
もう泣きそう...
バン！
唯斗「何やってんですか？ 先輩」
先輩「いや、この子が唯斗に色目つかってるから、止めててあげてたんだよ」
唯斗「そんなこと、鈴川さんがやるわけないでしょ」
「俺のこと好きだからって、そんなせこい事すんのやめてください」
優しくて、怒ってるとこなんか、滅多に見ない星田君が、先輩に対してめっちゃ怒っていた。
「これ以上鈴川さんになんかやったら、いくら先輩でも許しませんから」
先輩「っっ！」
先輩は、バタバタとその場を後にした。
璃莉「ありがと〜(泣)」
唯斗「ごめんね 先輩が怖い思いさせて」
璃莉「星田君は悪くないよ」
唯斗「ありがと... あのさ、下の名前で呼んでいい...？」
璃莉「いいよ！」
唯斗「璃莉...」
なんだろう この締め付けるような胸の痛みは...
なんか、顔熱い...
唯斗「んじゃ、教室戻ろっか...」
璃莉「うん」
星田君、顔赤かったな...
でも、助けに来てくれて、めっちゃ嬉しいかも...
続く
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作者名：ひじき | 作成日時：2016年1月31日 18時
