憧れのキメツ学園！2

＊01 ページ34

『その昔
　山の麓に住んでいる夫婦がおりました』


炭「ちょっと桃を取ってくるよ」

梶「分かりました、気を付けて下さいね」


『この夫婦は裏の山で桃を育てており
　度々町に売りに行っておりました』

炭「こっちの桃は…うん！これも……よし！
　 …あれ、この桃、他と違う匂いがする
　 そろそろ家へ戻らないと心配させるな」

ー


炭「ただいま！少し気になる桃を見つけたから
　 少し見てくれないか？」

梶「どうせそんな事言ってまた何も無いんでしょ」

炭「またって、そんな事あったか？」

梶「うーん…どうだったっけ？」

炭「ほら、これだよ…ん？」

梶「ん？」

炭「あれっ…女の子？
　 取って来た桃が女の子になってるのか？」

梶「え…どこでこの子拾って来たの？」

炭「桃…だったんだけどな」

梶「はぁ？取り敢えず寝てるみたいだし
　 そっとしておいてあげよ」


『翌日』


炭「あれ、おっきくなってる」

梶「本当だ…もしもーし、聞こえてる？」

優「だぁれ？」

炭・梶
「うわっ！喋ったあ！」

炭「俺は炭治郎だ…！」

梶「わ、私は碧衣
　 ご、ご飯食べよっか」

優「うん」


ぱく もぐ ぱく もぐ
優「美味しい…！」

梶「それは良かった！
　 えーっと…自分の名前言えるかな？」

優「か…かぐやです！」

炭「かぐや！良い名前だな」

優「はい！」


『こうしてかぐやは 危機感が少し足りない
　碧衣と炭治郎の家に住む事になりました。』


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『何年か経ったある日、かぐやは炭治郎と一緒に
　桃園へ行きました』

炭「ここの桃をいつも食べてるんだぞ！」

優「広い……！！あ、あっちも行ってみたい！」

炭「あ、あまり遠くへいくんじゃないぞ！」

優「うわぁ…本当に広いな…ん？亀？
　よいしょっ！そっちは危ないから私と一緒にいよ」


ｶﾞｻｶﾞｻ
炭「かぐや！ここにいたんだな
　 …ってその亀はどうしたんだ！？」

優「あっちへ行こうとしていたから危ないなって…」

炭「じゃあ、危なくない所に行ったら
　 下ろしてあげような」

優「わかった…またね、亀さん」


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出演

かぐや姫(幼少期)…岡本優華

お爺さん…竈門炭治郎
お婆さん…梶碧衣

亀…ぬいぐるみ


ナレーション

飯野蜜柑
羽美海星



☆こんな感じで伝わるかな…
因みに朗読したら3分くらいしかなくて…どうしよ

あ、Happy Valentine！

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