【暗殺教室】殺る気？ありません。やる気もありません２【REBORN!】 (ページ4)

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殺る気？ 50 ページ4

心の中で毒づいていると、校長がこちらをちらりと見る。

「…が、慢心は大敵です」

あなたも言えませんからね。
人を蔑むしか能のない貴方も。

「油断してると…どうしようもない誰かさん達みたいになっちゃいますよ」

校長のその一言で、体育館は笑いに包まれる。
嘲笑の方の笑いだ。

「こら、君達笑いすぎ!!校長先生も言い過ぎました」

人間、心にもないことをいうもんじゃありませんね。

・

理事長室では、浅野理事長が、体育館の様子を見ていた。

「この手はいつも効果的ですね、理事長。
これ(・・)のおかげで、3-E以外(・・)の一流高校大学の進学率は非常に高い」

モニターを見ながら、理事長は言った。

「いわばこれは、大人社会の予習です。
落ちこぼれまいとする意識を今のうちから強く育てる」

嘲笑っているE組以外の生徒を見て、うすら笑みを浮かべながら「悲しいかな」と続ける。

「人間は…差別し軽蔑する対象があった方が伸びるのです」

理事長は、ただただ笑っていた。
一番上から、嘲笑うように…。

・

「続いて、生徒会からの発表です。生徒会は、準備を始めてください」

まだ続くんですか…。
集会とは、こんなにも大変なものだったのですね…。

僕が退屈していると、烏間先生が、体育館に入ってくる。

烏間先生のことを知らない本校舎の生徒は、誰だ？と疑問符を浮かべていた。

「E組の(表向き)担任の烏間です。
別校舎なので、この場を借りてご挨拶をと」

挨拶を受けた女性の先生は、頬を赤らめる。

烏間先生は、かっこいいですからね。
…僕の周りには、顔がいい人が多い…。