誕生日の時間 ページ28
寺坂視点
「今日！渡辺さん！誕生日！サプライズパーティー！」
はぁ？
いきなりタコに学校来いとか呼び出されて来てみれば、中村とカルマ、茅野に奥田、渚にイトナ、さらにビッチと教室に集まっていた。
茅野が教壇に立ち、黒板に大きく『渡辺さんバースデー！』と書かれていた。
しかも茅野片言だしよ。
「とりあえず落ち着いてください茅野さん。えっと、『今日』『渡辺さん』が『誕生日』なので、『サプライズパーティー』をしたい、という事ですか？」
解説どうも。
それくらいオレでも分かるっつーの。
「で、何しようってんだ？」
そこ決めねーとどうしようもねぇだろ。
「それを今から皆で決めるんだよ!!」
何かない!?と教卓をバンバン叩く茅野。
「話してくれた限りじゃ、渡辺さん誕生日パーティーとかした事無いみたいだし!!このチャンスを逃す手は無いよ!!」
おおう、茅野、今お前が一番怖ぇぞ。
「それに３人は、アタックするチャンスでもあるし!!」
ちょっと待て、それオレ入ってねーか？
カルマとイトナは反応してるが、オレは違うぞ！うん!!
「でも、割と真面目に難しいよ？」
渡辺さん休みの日家から出ないし、と続ける中村。
「そもそも渡辺ちゃんって何されたら驚くの？驚かさなきゃサプライズになんないでしょ」
「渡辺はそもそもサプライズ分かるのか？」
カルマとイトナが真面目モードになって考えだした。
「ていうか、僕と中村さんは居る必要無いんじゃ？」
「何言ってんの渚!!こんな面白そ・・・カルマ達のアタックチャンスを!!」
今『面白そう』って言いかけたな!?
「あんも〜!!寺坂君!!何かない!?」
オレかよ!?
全員の視線がこっちを向く。
なんでオレん時だけこんなんなんだよ・・・。
渡辺が驚きそうな事、渡辺が喜びそうな事、ん〜・・・
『鍋パーティーとか、やってみたいとか言ってたよ』
あ。
「『鍋パーティーやってみたい』って言ってた、とか渡辺兄が言ってたっつってたな」
「鍋パーティー??」
ハモったな。
「ああ、なるほどね」
中村がふんふんと頷いてるが、
「なんで鍋パなのよ？」
ビッチは分かってなかった。
「大勢でやるからじゃない？」
やる人いなかったんでしょ、とカルマ。
「じゃあ、それで決定ね!!場所はどうしようかな・・・」
場所を考える茅野に、
「渡辺さんの家はどうでしょう？結構広かったですし、確か渡辺さん以外誰も居ないんじゃ？」
奥田が提案したのは、本人の家だった。
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椎名ゆん - 占ツクにはツッコミどころが多々あったり、更新停止などの作品がほとんどです。でも、この作品は私にとって奇跡と自信を持って言えます。大好きです。お帰りなさい。 (2017年3月21日 14時) (
レス) id: 58bcbd62e5 (このIDを非表示/違反報告)
椎名ゆん - ずっと待ってました…！受験お疲れ様でした。合格おめでとうございます。占ツクには更新停止してしまう作者さんがとても多くいますが、ドライすぎるアイスさんはきっと戻ってきてくれると信じてました。信じてもらえないかもしれませんが、この作品が1番好きです。 (2017年3月21日 14時) (レス) id: 58bcbd62e5 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - 合格おめでとうございます！！ (2017年3月18日 11時) (レス) id: 7d2d82cde7 (このIDを非表示/違反報告)
衣更舞音(プロフ) - ずっと待ってました！去年のスマホ帰る前も何回も読みました！それくらい好きです！合格おめでとうございます!! (2017年3月17日 20時) (レス) id: a461367fb5 (このIDを非表示/違反報告)
ネコ(プロフ) - お帰りなさい。合格おめでとうございます。 (2017年3月17日 6時) (レス) id: 753207f60d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ドライすぎるアイス | 作成日時：2016年4月2日 15時
