甘い時間 ページ22
業視点
皆が七三にされてた次の日。
朝からなんか、渡辺ちゃんがそわそわしていた。
いや、めっちゃ見なきゃ分かんないくらいだけど。
なんとなくは、皆も違和感を感じているのかちらちら視線がこっちに向く。
昼休み。
気になって、オレが話しかけようとした時。
いきなり立ち上がったと思ったら歩いて行って、
「・・・は、原」
原さんに話しかけた。
原さん、ビックリして箸落としてるよ。
「え？私？」
そう訊く原さんに、
「私」
と頷いて返す渡辺ちゃん。
「あ、の、さ」
声が段々小さくなった。
「今日か明日、空いて、る？」
そう訊く渡辺ちゃんは、渡辺ちゃんなのか疑いたくなるくらいに、もじもじしてた。
頬も少し赤くて、恥ずかしそうな感じ。
「あの、えと、」
言葉を探すように視線を泳がせて、原さんの袖を親指と人差し指で挟む渡辺ちゃん。
「た、頼みたい事が、あるん、だけど」
どんどん頭が下がって、俯くにしても俯きすぎだろと言いたくなるくらい俯いた。
原さんはキョトンとして、
「え、あ、うん。いいけど、え？」
OKの返事することしか出来てなかった。
「そ、じゃ、放課後、来て」
袖から指を離して、そそくさと昼食を持って教室を出て行く渡辺ちゃん。
間が開いて、
「えぇえぇええぇ何今の渡辺!!誰!?」
「超可愛かった!!え、何どうしたの!?」
「デレ!?デレなのかあれは!?どうした渡辺なんでデレた!?」
一気に騒がしくなった。
うん。
本当にどうしたの渡辺ちゃん？
五時間目。
村松が何か紙を寺坂グループで回していた。
あ、寺坂とイトナ君以外にね。
イトナ君は席離れてるからともかくとして、なんで寺坂に回さないのかは、知らん。
それを読んだメンバーは、ニヤニヤしてあーなるほど、というリアクションをした。
周りが言うには、朝に村松も呼ばれたらしい。
オレは基本遅刻ギリギリに来るから知らないけど。
なにがあったのやら。
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椎名ゆん - 占ツクにはツッコミどころが多々あったり、更新停止などの作品がほとんどです。でも、この作品は私にとって奇跡と自信を持って言えます。大好きです。お帰りなさい。 (2017年3月21日 14時) (
レス) id: 58bcbd62e5 (このIDを非表示/違反報告)
椎名ゆん - ずっと待ってました…！受験お疲れ様でした。合格おめでとうございます。占ツクには更新停止してしまう作者さんがとても多くいますが、ドライすぎるアイスさんはきっと戻ってきてくれると信じてました。信じてもらえないかもしれませんが、この作品が1番好きです。 (2017年3月21日 14時) (レス) id: 58bcbd62e5 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - 合格おめでとうございます！！ (2017年3月18日 11時) (レス) id: 7d2d82cde7 (このIDを非表示/違反報告)
衣更舞音(プロフ) - ずっと待ってました！去年のスマホ帰る前も何回も読みました！それくらい好きです！合格おめでとうございます!! (2017年3月17日 20時) (レス) id: a461367fb5 (このIDを非表示/違反報告)
ネコ(プロフ) - お帰りなさい。合格おめでとうございます。 (2017年3月17日 6時) (レス) id: 753207f60d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ドライすぎるアイス | 作成日時：2016年4月2日 15時
