恋するアンドロイド___ymar

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伊野尾said

山田「大ちゃんって、誰？」



え……？何言ってるの？

山田が、大ちゃんを忘れた？

俺のせい？

俺が2人を離したから……？





伊野尾「ぁ"」



頭がどんどん痛くなる。

吐きそ……。



高木「……い、伊野尾くん、、」

高木が俺の変化に気付き、背中をさすってくれる。





すると突然裕翔が口を開いた。

中島「やまの元カノでしょ」






山田「元カノ……？」

中島「やま、引っ越したりして忙しいから忘れちゃったのかな？」



中島「ほら、」

そう言って裕翔は山田に大ちゃんの写真を見せる。




山田「大、ちゃん……？」



山田「あ、大ちゃん……大ちゃんだ、」



山田「大ちゃん……ｯ大ちゃｯ」



山田は大ちゃんを思い出したのか、
顔がどんどん涙で崩れていく。

中島「良かった、すぐに思い出してくれて。」

山田「ごめ、、俺」

中島「俺達、帰るからさ？やまは少し落ち着きな？」



山田「〜〜っまたね！」



山田はごしごしと涙を拭い、笑顔でそう言った。





___電車

伊野尾「裕翔……」

中島「ん？」

伊野尾「ありがと」

中島「うん」



中島「あんまり、自分を責めないで？」

伊野尾「え？」

中島「誰だってパニックになっちゃうよ。」

伊野尾「でも……」

中島「やまだって、もう怒ってないよ！今日会ってわかったでしょ？」

伊野尾「うーん……」

中島「もー！気にしないの！」

と、言って俺の頬を抓る。

伊野尾「いひゃ……っ」

中島「ね！」

伊野尾「う、ん……ありやと、」

中島「ありやとって笑」



伊野尾「……っ」

裕翔が抓ってるからちゃんと喋れないんだよ！！！

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