恋は血の様に紅く (ページ25)

今日:10 hit、昨日:0 hit、合計:98,970 hit

★ ページ25

山田が何を話してたか凄い気になる…けど、
盗み聞きとか趣味悪いから我慢…

と、色々考えてたら伊野ちゃんから電話がかかってきた。

有岡「もしもし」

伊野尾「大ちゃん…言いたいことがあるの…」

有岡「ん？何？」

伊野尾「好き…でした。」

は…？好きだった？あ、でも過去系？

有岡「でした？今は好きじゃないの？」

伊野尾「今は愛してる。」

有岡「え、あぅ…」

何言ってるの…気持ち悪い。伊野ちゃんどうしちゃったの…？！

伊野尾「今から指定する場所に来ないと山田の命はないよ。◎◎公園に30分以内。それじゃ。」

ﾌﾟﾂｯﾂｰｯﾂｰｯﾂｰｯﾂｰｯ…

…て、展開早すぎて把握できないよ…！！
と、取り敢えず◎◎公園？！行けばいいんでしょ？！うん、行こう！

こっそり寝室の窓から出て、スリッパで外を歩き、公園へ向かった。

有岡「流石にもう寒いなぁ…」

パジャマで夜道を歩いてるから、凄く寒い。

暫く歩くと公園の看板を見つけ、伊野ちゃんを探した。

有岡「伊野ちゃん？伊野ちゃーん！」

伊野尾「大ちゃん」

背後から話しかけられる

有岡「うわっ！」

伊野尾「ねぇ、大ちゃん。」

有岡「な、なに…」

伊野尾「ファーストキス、狙ってたのに…あっさり奪われちゃった。」

有岡「何言って…」

伊野ちゃん…？逃げなきゃ…と思ったけど、
腕を捕まれて逃げられない。助けて…！