恋は血の様に紅く (ページ24)

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☆ ページ24

大ちゃんが寝室に入ったのを見計らって、
光くんに電話をかけた。

まぁ、色々…相談、をね。

ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙ…ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙ…ｶﾁｬｯ

八乙女「もしもし？」

山田「あ、光くん？あのね、相談があるんだけど…」

八乙女「大丈夫だよ。何？」

うっわ…なんて言ったら良いのか…

取り敢えずど直球に言ってみよう…。

山田「今日さ、大ちゃんにキスしちゃったんだよね…。」

八乙女「はぁ…。それで？」

山田「えっ、いや驚かないの？！」

驚こうよ…そこはさ。メンバー同士がキスしたんだからさ。

八乙女「だって山田ってさ、気付かないだけで、大ちゃんのこと前から好きだったじゃん。」

山田「…いや、それは友達として____。」

八乙女「そうやって逃げてるとさ、取られちゃうよ？伊野尾あたりに。想像したら？大ちゃんと伊野尾が付き合ってるとこ。」

大ちゃんと伊野尾ちゃんが…

嫌だ…。絶対嫌だ…。

山田「やだ……」

大ちゃんと伊野尾ちゃんが一緒にいるなんて、耐えられない。辛いよ…

八乙女「それはなんで？」

俺、大ちゃんが…大ちゃんのことが…

山田「好き…だから。」

八乙女「うん。じゃあどうすれば良いと思う？」

山田「告白…？」

八乙女「うん。今すぐが無理でも、ちゃんと伝えてあげて？」

山田「わかった。ありがとう…それじゃ。」

告白……大ちゃんに？俺が？今更って思われないかな…。