恋は血の様に紅く (ページ21)

今日:18 hit、昨日:0 hit、合計:98,978 hit

★ ページ21

トイレから出て、山田の前に座った。
本当になんだろう…怖い話かな…。

山田「大ちゃん。」

有岡「は、はい」

山田「ごめん！今から言う事多分怒られる…」

有岡「ん？！」

こっちが怒られると思ってた…予想と違うんですけど…？！

有岡「大丈夫。何？」

山田「大ちゃんのこと、皆に話した。」

有岡「は？それだけ？」

何？そんなこと？あの状況で言わないのが凄いし…ねぇ？

山田「それだけって…駄目って言われてたからさ…」

有岡「大丈夫、俺の為に言ってくれたんでしょ？」ﾆｺｯ

山田「うん…。」

有岡「ありがと。」

山田は優しいなぁ…ちゃんと約束してたこと忘れないで、言ったら言ったで謝ってくれる。この人を好きになれて良かった。

フラれちゃったけど………でも、俺に優しくしてくれるのは…少しだけ嬉しいや。

山田「本当にごめん。」

有岡「あははっ大丈夫だよって…痛たっ！！」

山田「あぁ…もう(笑)薬持ってくるから」ﾆｺｯ

ほらね？凄く優しい。お腹の痛みなんか、その笑顔で吹き飛んじゃうよ。

有岡「そういえば今何時？」

山田「今？午後の4時だよ。」

有岡「えっ？！俺そんなに寝てたの？！」

山田「うん、ずーっと寝てた。」

うわあああ…好きな人の家に約1日いれたのに…ずっと寝てるとか〜〜っ！あ、でも倒れないと家に行けなかったし…はぁ。

山田と付き合えたら、ずっとこうしていられるのかな。

この話の前の2話の誤字を編集したので、newと付いてますが、新しいのはこの話からです。