恋は血の様に紅く (ページ15)

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有岡「ﾌｩｯｸﾞｯｸﾞｽ…ﾋｯｸﾋｯｸやま…ｸﾞｽｯやまだぁ…うぅ…やだっ…やだよぉ…」

山田にフラれるのはわかってた。けど、思ってた以上に辛くて悲しくて切なくて。

有岡「う、ううう…」

1日中泣いた。

有岡「ん…」

目を開けるとすっかり朝。
あのまま寝ちゃったんだ…

有岡「今日…仕事。」

LI●Eでスケジュールを確認すると、
今日はいたジャンの収録だった。

休みたい…

山田に合わせる顔がない。……休もう、

ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾌﾟﾙﾙﾙﾙｶﾞﾁｬ

薮「もしもし？」

有岡「今日…収録だよね。」

薮「？うん、どうしたの？何かあった？」

有岡「い、いやぁ、今日朝起きたら床で寝ててさ…熱出ちゃった。」

薮「何度？」

有岡「えっ…と」

どうしよう…考えてなかった。

有岡「は、8.6度…」

薮「本当に？じゃあ、体温計の写真メールで送ってよ。」

有岡「っ…！」

無理だよ…嘘なんだもんっ

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

有岡「！」

有岡「ごめん…来客…」

薮「わかった。お昼放送の収録だったけど…延期にしてもらうね。」

有岡「うん…それじゃ。」

はぁ…嘘ついちゃったよ。あ、そういえば…呼び鈴が鳴ってた…。出ないとっ

ｶﾞﾁｬｯ

有岡「えっ…どうして」