2話 ページ2
吉田side
撮影が終わり俺は、楽屋で痛みと戦っていた。
冷や汗も出てきて耐えられなくなってきた…
吉田「くす…り」
カバンにあった薬を取り出し、誰のかわからない水があった。申し訳なくもそれで飲ませてもらった。
渡辺「…宏ちゃん?」
吉田「っ…渡辺」
目の前には驚いた顔をした渡辺がいた
渡辺「それ…俺の水…」
吉田「え……?あ、ごめ…お腹痛くて…」
渡辺「いや、理由があるなら全然平気。それより顔真っ青だけど…本当に寝不足?」
吉田「いや、何か…朝起きたらっお腹と頭が凄く痛くて…吐き気とかしてたんだ…嘘ついてごめん…」
あえてお尻から血が出てることは言わなかった。話して変わる様な事じゃないと思ったから。
渡辺「そうだったんだ…言ってくれてありがとう」ニコッ
渡辺はそう言って優しく微笑むと、俺の頭をぽんぽんっと撫でてくれた。
吉田「あ、痛み引いてきたかも…」
渡辺「今のうちに帰った方が良いかも。俺、送ってくよ」
吉田「あ、ありがとう…」
渡辺はなんだかんだ優しいなぁ…
俺はゆっくりとソファから立った。すると…
渡辺「え…血……?」
吉田「あっ…」
ソファに少し血が付いていた。衣装から着替えてて良かった…じゃなくて!
渡辺「えーと…これは…?」
渡辺にっ…バレちゃった…!?
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作成日時:2017年10月3日 0時