あるカフェの店員さん【knmc】

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「どうも剣持刀也と
　 伏見ガクでした！！！」









いい夜を〜と終わりの挨拶で締め
配信を切る





月に一回の咎人コラボ
相方ガッくんとの配信はとても楽しいが
今日はまったく身に入らなかった





配信まで影響してしまうとは
ガッくんにも申し訳ない





そう思いながら
先程までやっていたゲームを閉じるために
パソコンをいじっていると









「とやさん、今日どうしたんっすか？
　 なんかずっと上の空っすよ」










心配そうな顔でこちらを覗き込んできた





指摘されるほどわかりやすかったのか
そう思うと少し恥ずかしくなってくる





このままなにも解決しないでいても仕方がないし
この際相談してみようか





いや、そんなことしたら
あの妖怪晒し女に伝わってバカにされるのがオチだ










「別に部活で疲れてるだけですよ」










と誤魔化す





すると僕が言いたくないことを察したのか










「ありゃそうか！
　でもなんかあったら俺を頼ってもいいんだぜ！」










と僕の頭を自分よりもひとまわり大きな手で
ガシガシと撫でてきた




深く詮索をしないでいてくれるのは彼の優しさだろう









やっぱりその優しさに頼ってみてもいいかもしれない












「ガッくん、あの､､､実は､､､」












僕は彼女のことについて口を開いた

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