＃１６ ページ17
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姉鷺「A。少しいいかしら。」
「姉鷺さん...？何ですか？」
仕事終わり(っていってもまだ昼前だけど)に、私は姉鷺さんに呼び出された。
姉鷺「実はね、今夜、うちの事務所の創立記念パーティーがあるのよ。」
「創立記念パーティー...って、今夜ですか？！」
姉鷺「そうよ。だから、ドレスとか必要な物を準備しておきなさい。」
今夜なのにドレスは準備してくれないんだ...
「でも私、ドレス持ってないですよ？」
姉鷺「だ・か・ら！準備しなさいっていってるでしょ！」
つまり買えって事ですか。
でも私、ドレス選ぶセンスないんだよな...
どうしよ。誰かに選んでもらえないかな...
姉鷺「あ、私は無理よ。この後も予定があるから。」
「頼んでませんよ。」
こういう時は、いつも楽に選んでもらってたからな...
私の好みを一番良く分かってるし。私に合うのも一発で選んでくれるし。
でも今は、頼れないからな...
自分で選ぶしかないか。
＊＊＊＊＊
とりあえず、いつも行ってるお店に行った。
ドレスとスーツを販売している高級ブランド店。
するとそこには、
楽がいた。
楽「っ...？！」
楽もどうやらスーツを選んでいたらしく、
私に気づくと、すごく驚いた顔をしていた。
でも、楽はすぐに私から目をそらした。
会話なんてない。
...当たり前か。
すぐにドレスを、探し始める。
こういうのって、店員さんに頼ればいいんだろうけど、
ここの店員さんは、高いのしか勧めてこないから、アテにしてない。
...自分に似合うのを選ぶって、一番難しい気がする。
どれがいいなんて、分からない。
そう思った私は、手前にあった無難なドレスを手にとった。
「これで、いいか...」
ドレスを選ぶのって、こんなに楽しくなかったんだ...
「お会計、お願いします。」
そう言った、時だった。
楽「すみません。それ、取り消しで。こっちに代えてください。」
「楽っ...？！」
楽「こっちの方が絶対似合う。」
「何、で...」
楽「...Aが俺をどう思ってるのかなんて知らない。でも俺は、お前を大切に思ってる。
...ずっと、一番傍で一緒に頑張ってきたんだ。それを、終わらせたくない...俺はそう思ってい
る。お前は、どう思ってるんだよ。」
きっと楽には、一生敵わない。
「...パーティーの後、全部話す。」
正直に、全てを。
＿＿＿たとえ、それが最後になったとしても。
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4月生まれなのに雛人形 - 凄く面白く続きが気になります！更新復活してほしいです。 (2019年6月5日 0時) (
レス) id: e95920caaa (このIDを非表示/違反報告)
アップルパイ - ドーナツ☆*。さん» コメントありがとうございます！楽しんで頂けて何よりです！部活とテストの影響で更新ペース遅くなってるんですけど、もう少し更新できるように頑張りますね！これからも「君の瞳に映りたい」を宜しくお願いします！ (2018年9月12日 23時) (レス) id: d4bf5e94f5 (このIDを非表示/違反報告)
ドーナツ☆*。(プロフ) - すっごく面白いです！ファンになりました！楽と天にぃがかっこよすぎて.........///。読んでいてキュンキュンしました！これからも頑張ってください！！ (2018年9月11日 0時) (レス) id: f4d1c97738 (このIDを非表示/違反報告)
アップルパイ - コメントありがとうございます！こんな駄作にそんなにすばらしいお言葉を頂けるなんて...感謝しかないです！私も天君めっちゃ大好きです！本当に尊すぎる... (2018年9月1日 23時) (レス) id: d4bf5e94f5 (このIDを非表示/違反報告)
ｋ - 天君が好きすぎて辛い、、、もう、ほんと、天君が好きです))すみませんいらないコメントでしたよね 、とにかく！ほんとに言葉に表せないくらい私はこの小説大好きです！なんだか複雑で続きがすっごく気になります！体には気を付けて更新頑張ってください(^^)/ (2018年8月30日 0時) (レス) id: 08642469ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アップルパイ | 作成日時：2018年8月19日 21時
