家族7＊ 当たって砕けろ ページ8
飛雄が父親になったことで少しは懐いてくれるかなーなんて思っていた私が甘かった
現実はこうは上手くいかないもんだな
｢祐太ーパパと遊んだら？｣
｢いや｣
即答。
あの後ご飯を食べ終えた私達
飛雄は月バリを読み、私はテレビを横目に洗濯物をたたんでいるのだが、祐太が抱きついてきた
ハッキリ言って邪魔。すごくやりにくい
｢ゆーた邪魔ぁー｣
｢むぅぅ｣
頬を膨らませ仏頂面でこっちを見てくる
そ、そんな可愛い顔しても無駄だぞ
｢……パパ｣
私に諦めたのか離れてチラッと飛雄を見る
｢…何だ？｣
｢ﾋﾞｸｯ｣
｢飛雄、その目つき駄目。｣
｢ぐっ…｣
せっかく祐太が話しかけてくれたのに台無しだ
飛雄に悪気は無いからそれが余計に面倒臭い
これは私が機会をつくんなきゃダメかも
｢……祐太ー、パパが公園連れて行ってくれるってよ｣
｢はっ！？｣
｢ほんと？！ボール持ってくー｣
よしっ！二人を打ち解けさせるイベント
これぞ、『公園で共に汗を流して意気投合しよう作戦』だ！！
ネーミングセンスの良しあしは置いといて、
ふぅ……祐太の機嫌が良くなってよかった
あとは飛雄に頑張ってもらわなきゃね
｢おい、A…。俺、子供となんか遊んだことねーよ…接し方がわかんねー｣
｢大丈夫。飛雄が正面からぶつかれば祐太もきっと受け入れてくれるよ｣
｢！！｣
｢まあ、当たって砕けろ…ってね？｣
｢……今ので全部台無しだな｣
帽子をかぶってボールを持った祐太が遠慮がちにこっちを見ている
｢……パパ？｣
｢っ……行くか｣
｢うん！｣
パアアアッと効果音がつきそうなくらい祐太の顔が輝いている
よほど嬉しいんだろうな、お父さんとでかけるなんてこと今までになかったんだから
｢いってきまーす｣
｢行ってきます｣
｢いってらっしゃーい｣
バタンッ
これで少しは二人が打ち解けて、祐太が飛雄に懐いてくれればいいんだけどな
たった一人のパパなんだし
｢あっ！お風呂沸かしとこっ｣
______家族7 当たって砕けろ
家族8＊君の笑顔に弱くって→←家族6＊今日、家族になりました。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーカラー
あずきいろ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 404人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
からから - とても面白かったです、バレてしまうのではないかとこちらもドキドキしながら楽しませてもらいました！これからも頑張ってください！！ (10月13日 19時) (
レス) @page36 id: 967e7b9b0b (このIDを非表示/違反報告)
もんぶらん翔。 - この作品とっても大好きです。春は色々と忙しいと思うけど更新頑張って下さい！ (2017年5月3日 0時) (レス) id: 434eb03b09 (このIDを非表示/違反報告)
やおせ(プロフ) - 赤葦が好き過ぎる。さん» ありがとございます＾ｖ＾頑張ります！ (2016年12月14日 23時) (レス) id: db00261607 (このIDを非表示/違反報告)
赤葦が好き過ぎる。 - この作品、すっごく好きです！更新楽しみです！頑張ってください！ (2016年12月14日 16時) (レス) id: d68872e807 (このIDを非表示/違反報告)
やおせ(プロフ) - ハイキューオタクさん» ありがとございます！どうか見届けてください笑 (2016年12月11日 12時) (レス) id: db00261607 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：やおせ x他1人 | 作成日時：2015年7月29日 14時
