今日、家族になりました。【影山飛雄】

家族13＊キミに望むこと ページ14

｢えー、５歳児クラスの持ち物はバッグ、着替え、タオル、ビニール袋、上履きetc.…か｣


着替えはなるべく多く、飾りのついていないもの、フードも×
タオルは室内用とトイレ用の複数枚必要


へー、結構細かいんだなぁ
ってか祐太五歳だったのね、知らなかったわ



飛雄ママが用意しておいてくれた青とオレンジのリュックには既に全ての持ち物に名前が書いてある状態で綺麗に収納されていた


｢ぼくねー明日これきていくんだ！｣

そう言って嬉しそうに服を私に見せてきた



｢そーなの？どれどれ…セッター魂……却下ぁぁっ！！！｣

祐太が持っていたのは白生地に黒く｢セッター魂｣とかかれたTシャツ

｢飛雄、祐太にだっさいTシャツあげたでしょ｣

｢あ？ダサくねーよ！子供用のが売ってたからちょーどいいと思って買ってやったんだよ｣


｢セッター魂とかありえない！入園初日にコレ着ていくとか親のセンス疑われるよ！！｣

｢？俺センスいーだろ？｣


｢……祐太ー、部屋にもっといい服があるよ｣

｢ほんと？！｣


死んでもセッター魂は着させない







｢あ、そうだ飛雄。送り迎えは私がやるから｣

｢え、いや俺何もしてねー…｣

｢飛雄はバレー部入るんでしょ？｣

｢……｣

｢え？入らないの？｣

｢いや、俺、家事とかなんもやってねーから…｣


なんか急に消極的になったと思ったらまさかそんなこと気にしてたなんて

優しいとこあるじゃん

でもね、私はそんなこと望んでないよ？



｢飛雄！飛雄はバレー頑張ってくれたらそれでいいの｣


｢！！……おう｣

｢私は飛雄にバレー続けて欲しいな｣

｢ぼくもパパのバレーみたい！！｣


私はどんな姿よりも飛雄がバレーに一生懸命な姿が1番好きだよ？



そう付け足すと飛雄は顔を真っ赤に染めた
その初々しい反応を見て思わず私も照れてしまった

くすぐったいこの感覚





｢俺、バレー頑張るから見ててくれよ｣




｢……当たり前じゃん






私達家族でしょ？｣





______家族13 キミに望むこと



＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

おまけ

｢あ、でも休みの日は祐太の相手してね。あと買出しはみんなで行くからね｣

｢…うす｣


｢パパママに頭あがらないねー｣

｢っ！んでそんな言葉知ってんだよ！！｣


｢よーし、夕飯何にしようかなー｣





評価１００超えたら一気に五話更新します！
皆さんよろしくお願いします！！

ハイキュー!!の日→←家族12＊明日から保育園

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