盗作事実 ページ37
澤木田「だから俺が朱音を殺したって言うのか？んな馬鹿なことするわけねぇだろ。第一、盗作っつったって朱音が勝手に言ってる事だ」
鈴木「これを見てください」
沢瀬「朱音さんのお兄さんのパソコンと直筆の譜面と歌詞。あんたがこの部屋で見つけたかった物だ。パソコンのデータは消去されていたのでサルベージして中身を確認した。あんたとお兄さんのメールの履歴も全部」
澤木田「俺はやってない」
鈴木「あんたは奏真さんの楽曲を自分のものとして朱音さんに歌わせた。奏真さんはそれを苦に自,殺したんだ」
澤木田「だとしても俺は朱音を殺してない」
鈴木「朱音さんは自,殺しました。俺の目の前で」
澤木田「え？」
わ
鈴木「朱音さんはお兄さんのことでいつも自分を責めていた。だから真実を知って自,殺したんです。澤木田社長、あんたが殺したようなもんだ」
澤木田「そんな……」
鈴木「社長、もしあんたに良心があるのなら盗作した事実を公表してください。朱音さんはお兄さんの曲を取り戻したいと言ってた。それがあんたが2人にできる出来る唯一の手向けです」
澤木田「馬鹿言ってんじゃねぇよ。なんでそんな事しなきゃいけねぇ。兄弟揃って勝手に自分で死んだんだろ？」
鈴木「社長！」
澤木田「第一、盗作盗作って大袈裟なんだよ大した曲でもねぇのに騒ぎやがって。誰のおかげでここまで来れたと思ってんだ。」
鈴木「残念です。これを持って警察に行きます」
澤木田「んなもんが証拠になると思ってんなら勝手にしろ」
鈴木「行くぞ」
沢瀬「○琉！」
鈴木「やめっ、このっ」
澤木田「渡せっ！」
沢瀬「行かせるかよ！離せ！」
澤木田「くっ……！」
鈴木「守屋さん！」
澤木田「守屋っ、どうしてここに！？」
守屋「この部屋のこと社長に教えたのは俺ですよ」
澤木田「お前もグルだったのか！」
守屋「俺だけじゃない。」
澤木田「朱音っ！？」
朱音「お久しぶりです。社長」
澤木田「○琉、騙したな！」
鈴木「朱音さんが自,殺したって言ったら流石に盗作のこと認めるかと思ったんだ。あんたには自分から罪を認めて欲しかった」
守屋「まさか本当に盗作してたなんてな。あんたの金庫の中にあった歌詞と譜面だ」
澤木田「お前か、鍵を盗んだのは。いつの間に！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 20人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みゃ | 作成日時：2021年7月21日 8時
