雨が嫌いな太陽

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結局ボコボコにされて帰っていく男共

(男)｢おい…行くぞ…｣

？『大丈夫だよ、お姉さん私女の子には絶対手出さないから笑 お姉さん可愛いし』

女｢あ、ありがとうございました…!!｣

『いいのいいの！あ、もしかして傘持ってない？これ持っていって！』


オレンジの女は持っていた傘を渡す



女｢え、でも、｣

『いいから！私もうびしょびしょだし笑
それ今日ちょうど買ったばっかのやつだから綺麗なの！使ってよ！』

女｢ありがとう｣

『おう！あ、これもついでに…これまじで美味しいから！これ食べて元気だして、じゃあねー！気を付けて〜』

自分のお菓子まであげんのか…


変なやつだなぁ…


お姉さんを見送ったあと

オレンジの女は喧嘩でひたひたに濡れた髪をかきあげてこんな大雨なのに空を見上げた


幼いようで大人びてる横顔はすごく綺麗で、


でも少し悲しそうな笑顔だった。



｢ってかなんで誰も傘持ってないんだよ！！｣

古｢仕方ねえだろ俺らずっとゲーセン居たんだし｣

関｢そうっすよ！濡れて帰りましょ！｣


まぁいっか、もうびちょびちょだし。


_____________

あの子どこの子なんだろう、


あのオレンジの髪に
程よく焼けた肌。

学校どこかな…


?｢……m…さん！！｣


あの技、かっこよかったなぁ…
声掛けとけばよかったかなぁ

？｢村山さん！！！！｣


気づけば目の前に関の顔


｢んだよ、考え事してたのに｣

古｢なんだよお前らしくねえな｣

関｢なんすか、Swordの話っすか…｣


Swordも大変だよなぁ…
いやその話じゃない


｢いやちげーよ｣

古｢もしかして、昨日のやつか？｣

｢んー？そうかもねぇ｣

関｢まさか、タイマンはるんすか？！｣

｢どこの人か知らねえよ｣

中林｢恋…か？｣

｢んー？そうかもねぇ｣


ん？今なんて言った？

中園｢おい、聞いてねぇぞ？！？！｣

中茎｢一目惚れか？｣



｢んー、そうかもなぁ｣


しんとする周り



｢いや冗談だよ？！？！｣


いや、そうだ。
冗談だ。

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