雨が嫌いな太陽

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あんなに拒んでいた髪染めをしてくれたんだから。


小さい頃から暗い色が似合うと言っていたのにずっと金髪で、頑なに染めてくれなかったのに、


泣きそうになった。


それで泣くとか変かもだけど。


ﾔﾏﾄ｢おいおいおいおい、泣きそうだぞ…泣くなよォ｣

『だってあんなに頑なに染めなかったのに染めてくれてほんでこんなにイケメンとか聞いてないじゃん…イケメンすぎる。まぁ金髪もいいけどね？？？』


もはや母親になった気分である。


はーなんてこったいこんなにイケメンなんてお母さん聞いてないよ、ふぁーなんだいこのイケてるお顔ははぁー


ここにピロンと携帯の通知がなった


ｺﾌﾞﾗ: そろそろ黙れ


は？


『なんでメールなんだよ！！』


ｺﾌﾞﾗ:恥ずかしいから。


『正直だな！！！！可愛いじゃん！！！』


ｺﾌﾞﾗ:母親と話してる気分だ


『いやだってさぁ、もうなんか反抗期の息子にありがとうって言われた気分だよねわかる？』

ﾔﾏﾄ｢お前、ほんとに高校生かよ笑｣

『それイトカンでも言われた気が』



ｺﾌﾞﾗ:なんで鬼邪高に通ってること言わなかった？


もうそろそろ口で話してくれん？めんどくさいぞ兄貴や。


『いやね、僕だってググッたらやばい学校って出てくるところだとは思ってなかったんだよ』

ﾔﾏﾄ｢いやー、ほんと災難だな｣

『いや、お姉さん助けたらこうなった。』




村山｢ん？ねぇねぇ置いていかないで？どういう関係？転校生ちゃんとどういう関係？んでなんで俺の格好してんの？｣


あ、村山さんのこと忘れてた。

『あーえっと、師弟関係？的な？』

村山｢すげぇな、師匠のこと呼び捨てにしてんのか…｣


確かにおかしいか、師匠のこと呼び捨てにしてるのは流石にやばすぎか。


んー、でもなぁうちら兄妹なんて言ってもなぁ


実の兄妹では無いけど、正式な兄妹？
正式な兄妹だけど、実の兄ではない。


が正しいかな？



難しい関係だよねぇ…




兄貴を呼び捨てにしてるのだってあの人達にバレないようにしてるからだし。


仮名も作ったけどちゃんと効果あるか分からないし…

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