君に憑きたい！<2>

チェシャ猫 ページ10

「ヌナ、ヌナってどこの練習生だったの？」

ﾖﾝｽ「ん〜？聞いちゃう？」

「気になってたものだから」

ﾖﾝｽ「秘密」

「えーいいじゃん」

ﾖﾝｽ「絶対そのうちわかるから」

「そう？」


教えてくれると思ったんだけどな、あまりいい思い出がないとかかな


ﾖﾝｽ「あ、ここヒョンジナの部分なんだけど」



そういえば僕にも、この練習を始めて目標ができた
Red Lights を2人で踊り切ること


僕の体にヌナを入れて。


相手役の人はメンバーに頼むのはちょっと恥ずかしいから
SF9のチャニヒョンに頼むことにした




ﾖﾝｽ「もう踊れるよ、大丈夫」

「ほんとに？おかしいところない？」

ﾖﾝｽ「なし！！」

「よかった〜！それじゃ、ヒョンに日程確認するね」



これでまたヌナとの別れが近づいてしまった
僕はヌナと離れることができるのだろうか。



ﾖﾝｽ「それじゃ、今日はおしまいね」

「ヌナ、ほんとに成仏しちゃうの？」

ﾖﾝｽ「うん、あんたの体に負担がかかってるから。」

「そんなことない、僕今元気だよ？」

ﾖﾝｽ「あんた自分で気づいてないだけだよ、現にあんたの魂が欠けてる」



あれ、おじさん達と同じこと言ってる
でも幽霊には魂がよく見えてないって…


ﾖﾝｽ「だから私はさっさと成仏しなきゃ」

「ねえヌナって、ほんとに幽霊だよね？」

ﾖﾝｽ「うん、だって私ここから出れないもの」

「特殊な霊とかじゃなくて？」

ﾖﾝｽ「ただの地縛霊です〜」



なんだろう、この違和感…
確かにヌナは地縛霊だ

でも何か、今日のヌナはどこかがヌナっぽくない。


ﾖﾝｽ「私の顔に何かついてる？」

「…いや？…ｲﾀｯｱﾁﾁ」



なんだかまた背中の中心が痛い、
というか熱い…


そろそろ病院行った方がいいかなぁ、なんて思いながら鏡を見ると


ヌナの口がチェシャ猫のように



ニタァっと裂けていた。



___________________

「僕が護衛？」

MG「そうなんだよ…外見もいいし、危険察知が早いだろ？
それに最近のお前の評判が良すぎるから取られる前に取ってしまえの精神らしい」


実は、最近占いも始めまして…
僕に気づいた人に無償で占って霊視してって感じ


後たまーにお祓いもしてる


と言ってもほぼ相談聞くだけだけど。



MG「とにかく、来れる時でいいからロケとか渡日する時に一緒に来てくれってことらしい」

「全然いいですよ」

BC「断られるかと思ったのに」

「ヒョン達の仕事見てみたいですもん」

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