Solar eclipse (ページ20)

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とうとう着いてしまった…

ﾆｸ｢さぁA初任務だ、が、君はまっすぐ兄の元へ向かえ｣

『いいんですか？！』

ﾆｸ｢君の兄のことを知ってるのは君だけだ。救って来い｣

『はい！！！！』

ﾆｸ｢他は、言った通りだ分かってるな？｣

とニックが言うと

みんなが自分の持ち場をそれぞれ言っていく

さすがみんなプロだ、
私は元の世界ではこんな仕事もちろんしたことは無い

だからこそ胸が踊り、緊張し、やり遂げたいと思った。

ﾄﾆ｢隕石くんお見事、敵はロボットだ。｣

やっぱり…

ｸﾘ｢うじゃうじゃいるぞ｣

ﾋﾟﾀ｢こっちもやばいよ！｣

ﾅ｢溢れ出てくるわ｣

ｿ｢キリがない｣

ﾊﾞﾅ｢Aお兄さんは見つかったか？｣

『まだです！』

いや、居た。
一つ下の階だ

急いで床を通り抜けると

椅子に座らされた状態のお兄ちゃん

『お兄ちゃん…!!』

｢A…Aなのか…？なんで来たんだ！父さんに見つかる前に帰るんだ｣

『なんで…？嫌よ！お兄ちゃんを救わなきゃ、それに帰り方なんて分からない！』

あれ、変わってない、

夢と同じじゃん…

｢なんだって…お前…まさか｣

ﾄﾆ"爆弾は人質の腹の中だ！！気をつけろ！"

あぁ、変わってないじゃないの、

｢行け！！！この爆弾はお前も死んでしまう爆弾だ！！俺がお前を守るから…Aごめんな、最後まで何も出来ない兄ちゃんを許してくれ…あの世で待ってる｣

と体を金属に変えて部屋の端に寄るお兄ちゃん

『嫌だ！嫌だ！！お兄ちゃん！！！』

お兄ちゃんの元へ行こうとした時
トニーが私の体を抱えた、
お兄ちゃんからはどんどん離れていく

『いやああああああああぁぁぁ！！！』

｢ありがとう｣

とまた私の頭に響いた声

その途端

______ドゴォンと鳴り崩れていく建物

また1人、家族を失った。

あぁ、また、また救えなかった…

なんで…

私はなんで…

この力を持っているのに…

人1人助けられないのかな…

お兄ちゃん、ごめんね