向上心には負けらんない ページ30
私は業務連絡などをし終わった後、家に帰ってさっきの番組を録画してもう一度見ていた。
鶴「そーいや、これ20パー超えてるって聞いたがやっぱ凄いな」
主「う、うん！」
視聴率のシステムがまだ正直分かってないのは内緒だ。
主「絵里は？」
鶴「馬鹿の性で拗ねた」
私は疑問を更に膨らませる。絵里はいつもならすぐに飛んでくるし、今日こそ歌練習しようとか言ってくると思ってたのに。
『俺達のライブの衣裳デザインや新しい新曲を募集する物だ！良かったのは本当に着るし歌うぞ！！』
嵐山さんの活気溢れる声が響く。やっぱりイケメンなんだなと見ていて思う。私は水を飲みながらふと兄を見る。
主「兄、これやらないの？」
最近私の衣装も作ってないよねと笑った。
鶴「お前な、あの糞オタクと同じ事言うんじゃねぇよ」
主「うったあぁあ！！」
鶴「撃ってないわチビ」
痛いと言おうとしたらまた噛んでしまった。兄はいつもの包丁ではなく縫う針を何十本投げて来た。
鶴「お前もやんねぇのかよ、確か出しゃばる奴」
主「う、ううん、私は」
私は首を横に振った。すると兄は立ち上がり、私の座っているソファーに寝転がって来た。無論、私は兄の体の下に居た。兄とソファーにサンドイッチされてる。
鶴「A 、現状に満足するなよ。はっきり言ってお前のその現状維持見てて気持ち悪い。進歩が見えない。進むのが怖いのか？」
珍しく兄は私に優しくしてくれる。
鶴「ア？優しくなんぞしてねぇよクズ。ただ昔の事を思い出して調子狂ってるって言うか」
主「ごめんなさい全く覚えてないです」
私は本音を超早口で言った。そして兄は起き上がり、私の隣に座る。
鶴「お前ら昔は仲良かったのにな、懐かしい」
兄は寂しそうに言った。
主「気まずいなぁって」
鶴「言え」
悩み相談らしくない相談役を兄はしてくれた。
主「出穂ちゃんとちゃんと話してない」
私はどうしようとウルウルしながら言った。
主「出穂ちゃんと笑ってない」
鶴「煩い」
ぺしゃっとチョップされた、地味に痛い。
鶴「お前さ歌手になりたい、マネージャーやりたい、友達と一緒に居たい。全部出来ると思うのか？俺には分からない。お前の事はこれからも助けてやれない。・・だから沢山の人と繋がってるんだろ？」
そして兄は珍しくニヤリと笑った。そして紙を私に出してくる。
主「これっ！」
鶴「お前が空閑達と空中移動してる時に落ちて来たぞ」
それは二宮さんの携帯番号だった。
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ヤンデン(プロフ) - ラピスさん» 遅くなってしまってすみません、コメントありがとうございます！！ (2016年9月13日 22時) (
レス) id: 1d3d7fbfcd (このIDを非表示/違反報告)
ラピス - 面白いです。頑張ってください (2016年7月27日 15時) (レス) id: 0a8ded5031 (このIDを非表示/違反報告)
ヤンデン(プロフ) - アイカさん» にしてもお久しぶりです！コメント嬉しい・・・ (2016年6月12日 13時) (レス) id: 170357b66c (このIDを非表示/違反報告)
ヤンデン(プロフ) - アイカさん» 止めて下さいw← (2016年6月12日 13時) (レス) id: 170357b66c (このIDを非表示/違反報告)
アイカ(プロフ) - んふふ報復なら何時でもできる準備はしてましたよー？さて、夢主ちゃんにしたこと全部やり返したる！ (2016年6月11日 12時) (レス) id: 0cd967d7be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヤンデン | 作成日時：2016年3月14日 23時
