アイドルなんて興味ない。part3

考えは渦中の視線から。 ページ34

鶴丸視点。

俺は登校中に妹達を見つけた。そして、俺が全く思っていない事を連れはアフレコする。

「あぁ、俺の可愛い妹達が居る。しかし、周りの汚い声が邪魔だなぁ、良しこのまま学校をサボって彼女達を守りに・・そうだ米屋君、俺と一緒にっべぶっ！！」

俺は連れの米屋陽平をアフレコすんなと殴り蹴りつける。

米「良いじゃん〜鶴さぁん。てかマネーガールも結局マネージャー業止めんのか止めないのか分かんないけど良いの？」

米屋はわざと影に隠れてチラチラ妹達を見る。

鶴「米、三輪居ないと超絶にうざさますよな」

俺は溜め息を付く。今日は三輪が仕事で居ない、何かピンでの取材らしい。なので今日の登校は米と出水と烏丸と半崎と穂苅と一緒だ。

烏「てかうちのAの事、米屋先輩が見ると先輩の犯罪臭が増します」

烏丸は若干見下しながら言う。寝不足気味なのだろうかクマがすごかった。

穂「米屋、結構鬱陶しいぞ先輩的にも」

半「米屋先輩、ダルいっす」

穂苅も半崎もそれに乗るのかのように言った。
出水は興味が無いのかボケェとしていた。

米「鶴さん、皆、セクロっぐぇえっ！」

俺は無性にムカムカして米の腹を殴る。お前も見てるのかよ例の松アニメ。

烏「てか、穂苅先輩良いんすか？他の3年は」

穂「あー、いや問題ないうん」

曖昧な返事から多分今さんに捕まってる当真から逃げてきたのだろうと言うのは想像が付く。

穂「てか鶴、お前入んねぇの？ボーダー」

鶴「服作るのに忙しいから無理」

米を引きずりつついつものやり取りをする。

烏「鶴さん、先輩にはちゃんと敬語を・・」

穂「良いんだよ、言ったしな俺らが。吐くぞ、こいつの敬語なんぞ」

あんたはもっと言い方無いのかと米に八つ当たりする。出水は相変わらずボケェとしている。
何か一点を見つめているようで。

半「どうしたんですか？佐鳥が居ないから寂しいんすか」

出水は何テンポか遅れて反応し、少し考えながら指を指す。うちの妹達だ。

出「あの子ら大丈夫のかね、崩壊とか？女は怖いしゲシュタルト崩壊的な？」

烏「ゲシュタルト崩壊で表現って馬鹿丸出しですね本当に馬鹿ですよね」

烏丸は良すぎる手際で突っ込む。何なんだよ、ゲシュタルト崩壊って、知らんわ。

出「ならゲロスイン効果？」

半「ゲロイン効果？」

米「そんなのどうでも良いから助けてぇ！今日オフだから手芸店で何か奢るからぁ！許してぇええ」

米は勘弁したらしく悲鳴を上げた。

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