【終プロ、Neru家、カゲプロ短編集】君依存症状【ヤンデレ】 (ページ12)

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【都市伝説】オカルト研究会『終プロ』ページ12

A「ねぇ～ぇ!A弥ぁ～!今日の話は!？」

A弥「ん？ないよ。」

A「はあ？何でよ。」

A弥「僕だってそういつもいつも話があるわけじゃないよ。」

A「じゃあ、今日の活動はどうするのさ。折角全員集まっているのに。」

A弥「……じゃあ、『都市伝説を作る』ってのを今日の活動にしたらどうかな？」

C太「へぇ。面白そうだね。俺は賛成。」

D音「私も興味があるので賛成です。」

B子「私は、自分に害があることでないなら賛成よ。」

A弥「Aは？」

確かに、A弥の考える事は面白そうだ。

A「私も賛成。」

こうして、都市伝説作りがスタートした。

A「具体的に、どんなのにするの？」

A弥「ああ。それはもう決めてあるよ。」

C太「へえ。どんなの？」

A弥「えっとね、旧校舎の少女のお話さ。

ある日、少女は四人の友達と、旧校舎へ来るんだ。

そこで少女は、仲間だと信じていた友達四人にころされる。

それからというもの、旧校舎では、夜な夜な少女の声が聞こえるんだ。

『信ジテタノニィ…酷イヨォ…』

ってね。」

A弥の話は、いかにも都市伝説にありそうな話だった。

A「でもさ、もう話が出来てるんならさ、A弥がそれを流せば良くない？」

A弥「……僕はこれを都市伝説で終わらせたくないんだよね。」

A「どういうこと？」

A弥「この世にあるのは真実っぽいものと嘘っぽいものだけだっていつも言ってるでしょ？
僕はこれを真実っぽいもので終わらせず、真実にしたいんだ。A。

だからさ……

僕の作った話どうり、出てきてね？」

最期に私の目に映ったのは、ナイフを掲げる三人の仲間の姿だった。

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