△ ﾔ ﾝ ﾃﾞ ﾚ ∞ 専 門 店 . ▼

拘束((eight))*ﾘｸ* ページ22

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「出して! 出してぇ!」






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Aの叫ぶ声と




ﾄﾞﾝﾄﾞﾝと扉を叩く音が




見事な不協和音を奏で始めてから




1時間が過ぎた。






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「うっさいなぁ……」






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俺は小声で呟くと




仕方なく鍵を開けた。






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「うっさいねん!




――俺は従順なｺが好きやねんけど!」






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「そんなの知らない!




だったら、もっと可愛い従順なｺ




探してくれば?




警察呼ぶよ?」






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呆れた。




1時間も閉じ込めておいたのに




不安や恐怖のｶｹﾗも無い。






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でも、その方がええねんけどな。






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「うっさいって言っとんのが分からへんの?」






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ﾊﾟｼﾝ――ｯ……






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「――ｯ!?」






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俺は、Aの頬に




思いっきりﾋﾞﾝﾀをしてやった。




その反動で、Aがよろけ




隙ができたところで、さらにお腹を蹴り上げた。






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「いやぁｯ、ｹﾞﾎｯ、ｹﾞﾎｯ――」






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倒れたAに馬乗りになって




笑顔でこう言った。






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「あれ? 俺にされるがままになっとるけど。




やり返してこぉへんの?」






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Aは泣きながら、謝った。






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「ごめんなさい……ごめんなさいｯ、




あたしが、悪かったから――ｯ」






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やっぱり、こういう




強気なｺが従う瞬間って




最高やねんなぁ……。






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(( E N D . ))






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