金木犀1 ページ23
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クラス会議が終わり休み時間
なんとか話はまとまった…よね…
でもなんだか気まずくて
私は1人教室の窓際で外を眺めていた。
少しだけ窓を開けるとひんやりと風が入ってきて気持ちがいい。
金木犀の香りが漂い
さっきまでの落ち込んだ気持ちを落ち着かせてくれた。
すると−−・・・
ポンッ
ジョ:なーに黄昏てんの?笑
A:ジョ、ジョンヒョン君…。
別に黄昏てないしっ
ジョ:おっ金木犀の香りかー!
お前も好きなの?
A:え、う、うん。まぁ好き…かな…。
ジョ:へぇー!俺も好きなんだよね!
いいよな!金木犀の香りって!
そう言ってニカッと笑う。
またいつかの時みたいにドクンッと鳴った。
あっまたその笑顔…
ジョ:そういえばさー。
お前ってあーいうとき泣かねぇのな?
ほら、さっきの時間
女子のほとんどが泣いてるのに。
A:あー・・・
泣いた方が良かったかな?その方が女の子らしい?頑張ってるんだなって思ってもらえた?
でも私なんかが泣く資格なかった。
ルナやスヨン達が泣いてしまうのはわかる
だって本当に…
クラスの為に良くしようと頑張っていたから…
私も…頑張ってないわけじゃない。
ただ…。
私は低くて少しハスキーな声で
少なからず声にコンプレックスがあった。
特に歌声には自信がなかった。
大きな声で歌わなければいけないのはわかってる
でも私が歌うことで変な声が響いてみんなに迷惑かけてしまうんではないかと思って
大きな声で歌えなかった。
最低限の声しか出すことができなかった。
だからその代わり…ではないけど
しっかり話を聞くとか姿勢を正すとか
そんなことで補おうとしてた。
でも、罪悪感は消えなくて
オニュの指揮で歌えて嬉しいなんて言ったくせに
仲良しのルナが一生懸命伴奏してるのに…
だから…
泣いちゃだめだと思った…。
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ringo(プロフ) - りえすけさん» コメントありがとうございます^^ジョンペンさんなんですねー!!嬉しいです♪ゆっくり更新になると思いますがよろしくお願いします☆ (2018年9月24日 22時) (レス) id: 338cec6941 (このIDを非表示/違反報告)
りえすけ(プロフ) - ジョンヒョン君との恋の行方が楽しみです!実はジョンペンです^ ^続きを楽しみに待ってます(^_−)−☆ (2018年9月24日 18時) (レス) id: 08ab08121d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ringo | 作成日時:2017年10月25日 22時