Story.23 ページ24
#ヤンキー君
千尋「悠斗、購買行こーぜ。」
悠斗「おう。」
・
あれからAと一度も目を合わせることはなくて、
気づけばもう昼休み。
・
・
千尋「どーする? Aちゃんも誘うー?」
悠斗「何でそこでAが出てくんだよ。」
千尋「何でだろうね。」
・
俺の気持ちを読んでいるのかいないのか…
この腹黒…
・
・
千尋「ほら、早く誘わないと下心丸出しの
ｸｿ男子にAちゃん取られるぞ。」
千尋の指す方向を見ると、
チャラチャラした男がAの周りに集まっていた。
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「Aちゃんかわいいねー。」
「一緒にランチしよーか。奢るからさ、ね?」
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あ「あ、あの...」
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男子とあまり接したことがないのか、
今にも泣きそうな顔で誰かに助けを求めていた。
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•
千尋「いい加減素直になればいいのに...」
悠斗「...っ」
•
もう一度見てみたら
バチっと目が合った。
•
•
悠斗「ったく...」
千尋「おっ、やっと仲直りする気になった?」
・
悠斗「黙ってろ。」
•
•
仕方ねーだろ。
・
口が、目が…
”助けて"って言ってたんだから…
•
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作者名：アップルオレンジ | 作成日時：2014年1月4日 19時
