ヤンキー君と天然彼女【名前変換】 (ページ21)

今日:8 hit、昨日:0 hit、合計:213,208 hit

Story.20 ページ21

#ヤンキー君

千尋「何で戻ってきたの?」

悠斗「担任に見つかったから。」

千尋「何それ。ウケるんですけど。」

・

悠斗「勝手に言っとけ…」

・

教室に戻ってきた俺を見て

驚いたした千尋に訳を話すと

ﾑｶﾂｸぐらいにお腹を抱えて大爆笑。

・

・

千尋「でもこっちの方がいいか…」

悠斗「何がいいんだよ。」

・

千尋「あ、聞こえてた? でも教えなーい。」

・

悠斗「おまえは人をｲﾗｲﾗさせる天才だな。」

千尋「誉め言葉として受け取っとくわ。

あ、担任来たよ。」

・

手をヒラヒラさせて席に着く千尋。

マジでイラついてたけど

俺も音を立てて席に着いた。

・

・

「よーし、席付け。」

・

・

入ってきた担任が教室を見渡して

何かを探している。

・

そして、俺と目が合った。

・

・

悠斗「…何ｽか。」

「真中の隣って空いてたよな?」

・

悠斗「まぁ。」

・

窓側の一番後ろの席。

・

・

「じゃあ大丈夫だな。

入っていいぞー。」

・

・

転校生が入ってきて、

一瞬心臓がﾄﾞｸﾝｯと高鳴った。

・

サラサラの黒いロングヘアー。

目は少しパッチリしていて。

だけどどこか華やかで。

・

・

悠斗「…マジかよ」

千尋「よかったじゃん。」

・

俺の反応を見て大爆笑の千尋。

・

・

一瞬転校生と目が合ったけど、

お互いすぐ目をそらした。

・

・

「じゃあ軽く自己紹介しようか。」

「はい。」

・

・

そしてその子はグルッと教室を見渡して。

・

あ「小川Aです。」

・

・

悠斗「なぁ、千尋。」

千尋「何?」

・

悠斗「これ、何かの罰ゲーム?」

千尋「ふふ、そうじゃない?」

・