ヤンキー君と天然彼女【名前変換】 (ページ2)

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Story.1 ページ2

#ヤンキー君

悠斗「っあー…だる。」

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教科書なんてロクに入っていない

軽いバッグを肩にかけて

確実に遅刻であろう時間に俺は家を出る。

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・

のたのた通学路を歩いていると

ポンッと肩を叩かれた。

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悠斗「誰だよ…って千尋か。」

千尋「俺で悪かったな。てか新学期から遅刻ですか。」

・

悠斗「うるせー…

夜遅くまでゲームしてたから眠いんだよ…」

千尋「またゲームかよ。

それより急いだ方がいいんじゃない?」

・

悠斗「そういうおまえも急げよ。」

千尋「俺は普段の行いがいいから

遅刻しても大丈夫なんで。」

悠斗「普通自分で言うか?」

・

千尋「ふふ、言っちゃうね。」

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そう言いながら千尋は満面のどや顔。

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悠斗「一発殴っていい?」

千尋「え、やだ。」←

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悠斗「安心しろ、思いっきりやるから…」

―…バシャッ…!!

・

その時突然

勢いよく水がぶっかかった。

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悠斗「冷てっ!」

千尋「うわー、水も滴る悪い男って

このことを言うんだねー」

悠斗「それを言うならいい男だろ。」

・

千尋「あ、ちゃんと知ってたんだ。」←

悠斗「知ってるっつーの!!

それより…」

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俺は水をぶっかけたであろう

小刻みに震えている女を睨みつける。

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・

悠斗「テメェ何してんだよ…」

「…っあ、…ごめ、なさ……」

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悠斗「俺、急いでんだけど。

どうしてくれんの? この有様。」

千尋「いや、君全然急いでなかったでしょ。」

悠斗「うるせー!!」

・

千尋「あら、逆ギレ?

てかマジで遅刻しそうだから先行くわ。」

悠斗「うん…って､は?」

・

千尋「女の子泣かせちゃﾀﾞﾒだからねー!!」

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そんなことを走りながらいう千尋。

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・

アイツ…あとでぶん殴ってやろ。

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