ヤンヘラバカップルと怖い話 ページ4
『はぁ〜……』
深夜三時。
今日も眠れぬ夜を過ごす私は、ピコン、ピコン、という通知音に頭を悩ませていた。
送ってきているのはスワドリくんと出会うよりずっとずっと前に付き合ってた元カレ。
一緒にいる時間が長いと影響されやすいって言うけど……私のせいかな。
彼は別れる頃には私にどっぷり依存していた。
『だからってもう何年も前なのに未だに連絡もらうの困っちゃうな〜!』
「ははは、ハニーも大変だね?」
『でもスワドリくんが一番だよ!それ以外いらなぁい。』
「その割には昨日オレの兄弟と会っていたみたいだけど?」
『それはほら……義弟くんとの相性チェック。』
「まあそういう事にしておこう。」
スワドリくんが一番なのは本当だもんね。
でも……やっぱりどうしよう。元カレからの連絡は今も鳴り止まないし。
今は一旦ミュートにしているけれど、帰ったらきっと通知がいっぱい溜まっているんだろうなぁ。
『というかその元カレさ、酷い時は電話ごと変えても連絡先つきとめてきたんだよ!』
「そりゃ怖い。」
『まあスワドリくんにならされてもいいよ。私がこっそり買ったサブ携帯の連絡先、スワドリくんには教えてないのに"何故か"持ってるって私知ってるんだから。』
「それはハニーを愛してるからだよ。」
『うれしい、私愛されてる〜!』
思わず抱きついちゃった。……あっコレ私が使ってる柔軟剤の匂い!
教えてないはずだけど……いつの間に知ってたんだろう?
調べてくれたのかな、かわいい神様。
「……だけど不思議だな。」
『ん?』
いつの間にかスワドリくんの手の中にあった私のスマホ。
見えにくいのかしかめっ面で画面に顔を近づけるスワドリくんの声は、いつになく真剣だ。
「その男、どこの世界出身なんだ?」
『え、普通に私と同じ世界の出身だと思うけど……。』
『……え、あれ?』
「……だよな。」
スワドリくんが考えてることに私も気づく。
そうか、そうだ。たしかにおかしい。
"私の世界の住人たちは、もうスワドリくんに全員殺されているはず"!
みんな世界線移動なんて使えなかったはずだから、なぜ?どうして、今になって連絡が来るのだろう?
"もう死んでいるはずなのに"。
『こっ……こわ〜〜!!!』
「でも大丈夫!ハニーになにがあってもオレが助けてあげるからね♡」
『頼りになる〜!♡』
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.(プロフ) - エラーくん最推しさん» コメントありがとうございます😍スワドリくんは彼女ちゃんのことが大好きすぎるだけなんですよきっと🐥 (8月21日 20時) (レス) id: c0848c7219 (このIDを非表示/違反報告)
.(プロフ) - diamondさん» コメントありがとうございます👍彼女ちゃんの料理の腕があがればきっと安全ですね😎 (8月21日 20時) (レス) id: c0848c7219 (このIDを非表示/違反報告)
エラーくん最推し - スワドリくんすごいな....() (8月21日 16時) (レス) @page17 id: 27e3e4df61 (このIDを非表示/違反報告)
diamond(プロフ) - 何これ草生やしまくったんだが?()その内コロってきた奴の肉使いそう…あでもヤンデレのスワドリが許さないか!うん!← (8月21日 11時) (レス) @page17 id: eed2b10c05 (このIDを非表示/違反報告)
.(プロフ) - あさん» コメントありがとうございます🎶スワメアくんのハンバーグ……絶対美味しいですよね❗ (8月18日 21時) (レス) id: c0848c7219 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時:2023年8月12日 22時