傍観 cm ページ14
ユチョニヒョンは稽古に戻るから、、
と早々に帰った。。
Aは、、悪夢で泣いた話をユチョニヒョンにはしなかった。。
ユチョニヒョンは何かを感じていても、、その時は踏み込まなかった。。
二人の間には終始一枚の幕が下りていた。。
互いの影、、その一挙一動を簡単に映し出す、、
更紗のように薄いスクリーン。。
帰る車に乗るユチョニヒョンにAは一言も言葉をかけない。。
ユチョニヒョン、、振り返らずに車に乗り込むかと思った。。
ためらうように立ち止まり、、
yc「A、、」
動かないA。。
yc「A〜、、」
先生が言うことを聞かない子を呼ぶように。。
ノロノロとユチョニヒョンの前に行くA。。
後ろからしか見えなかったけど、、
ユチョニヒョンの大きな手がAの髪をなでて、、
yc「なんで泣いたの？」
A「泣いてな、、」
Aを抱きしめて、、
yc「嘘だね。。」
A「離して、、」
yc「本当のこと言わないと、、離さないよ。。」
されるがままだったけど、、
A「…たくて泣いたの。。」
yc「お前…ほんと…」
二人の声が小さくてよく聞こえない。。
ユチョニヒョンの綺麗な背中が崩れるようにAを強く抱きしめた。。
そして、、ゆっくり離れ、、ユチョニヒョンは車に乗り込んだ。。
yc「チャンミナ、、またね。。」
その残像は、、まだ消えていないのに僕は言った。。
cm「A、、ユチョニヒョンになんて言ったの、、？」
A「ドン ヘシに会いたくて、、泣いたって。。」
cm「ユチョニヒョンは？」
A「お前ほんとひどいなだって、、」
風が吹いて、、Aの束ねていた髪の毛が舞った。。
うつむいたAの頬、、
一筋の髪の毛が唇について、、
Aの指がそれを払った。。
A「ひどくたって、、仕方ないじゃない。。
本当のこと言ったら、、ユチョニはもっと、、私のこと心配してしまうんだから。。」
cm「本当のことって、、何だよ、、」
首を振って、、
Aは部屋に戻った。。
そして僕たちも別々に帰路に着いた。。
ラッキーアイテム
革ベルト
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 117人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「K-POP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
なー(プロフ) - はじめまして、今年になって読み始めた初心者ですが、次から次へと読み進んでしまいます。変な方を気にしないでとは無責任すぎるので言いませんが、ドキドキしたり、ギュってなったりしながら読んでいます。他所に行ってしまわないでくださいね。お願いします。m(__)m (2015年4月15日 11時) (
レス) id: ae126f1a31 (このIDを非表示/違反報告)
jontic(プロフ) - Junoさん» コメにお返事しないままごめんなさい！過去の作品にいただいたコメを私の不注意から見逃していました。。大失敗です。。よかったらまたコメくださいね。。 (2012年12月19日 21時) (レス) id: f0facbb4e2 (このIDを非表示/違反報告)
Juno(プロフ) - 3いままでの[私]の中で一番複雑な生い立ちや手間のかかる[私]だから関わる人間が増えてしまったし一番女性的で弱い[私]で複雑に思えてしまうのかも。他の[私]達は頑固で自己主張が強く相手を振り回す感じに思えてました (2012年11月9日 1時) (携帯から) (レス) id: d5b91689d4 (このIDを非表示/違反報告)
Juno(プロフ) - 2ﾄﾞﾝﾍと[私]の幸せだけの番外編と総集編と分かれていたら複雑にみえなかったかもしれませんが、ｼｪﾝの動きがﾄﾞﾝﾍとﾘﾝｸしたりして切り離せないのですからこのまま最後まで突っ走ってください。jonticさんの思いのままに。着いていきます (2012年11月9日 1時) (携帯から) (レス) id: d5b91689d4 (このIDを非表示/違反報告)
Juno(プロフ) - jonticさん» jonticさんの引き込まれる文章と本当に動いているようなｷｬﾗ達が好きです。ﾄﾞﾝﾍがｼｳｫﾝ編で報われなかったから幸せになって欲しかったしｼｪﾝにも幸せになって欲しくﾄﾞﾝﾍとは上海での関係や戻ってきたﾊﾝｷﾞｮﾝなどからはずせないｷｬﾗですから (2012年11月9日 1時) (携帯から) (レス) id: d5b91689d4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：jontic
| 作成日時：2012年10月24日 21時
