幸村と越前3 ページ17
幸村「キミはソロを吹いていて楽しいのかい?」
越前「当たり前じゃんw」
そんなに言い切れるものなのか....。
越前「ソロってことはさ、自由に吹けるってことじゃん?自分の好きなように吹けるんだよ?もちろん限度はあるけどさ」
幸村「いくらソロとは言え、自由にっていうのはやりすぎじゃないかい?アドリブならともかく....」
越前「それはそうだよ。自由にってゆうのは自由に想像して吹けるってこと」
想像....だって?
何を?
越前「今、何を想像するんだ?って思ったでしょ?」
幸村「............」
越前「当たり?w」
越前は何を言いたいんだろう。
越前「作曲家は何かを伝えるために音符を並べて表現するよね。でも楽譜にあることが全てじゃない」
楽譜にあることが全てじゃない....。
越前の言いたいことは....。
越前「だから想像するんだ。楽譜に描ききれなかった作曲者の意図を」
越前が先ほどにも増して得意げで生き生きしている。
幸村「だからキミは地中海の風を感じてって....」
越前「うん。そういうこと。曲を知れば知るほど想像できるし、想像すればするほど楽しくなるでしょ?」
越前は自分が演奏を一番楽しんでいる。
楽しむ術を知っている。
俺は、お客さんに楽しんでもらいたいという気持ちは忘れたことがない。
しかし、その思いが強すぎる故に上手く吹こうというプレッシャーを自分にかけてしまっていたんだ。
越前「音楽を演奏するってことはさ、自分がその世界に入り込むってことだと思うんだよね。俺は今までいろんな曲をたくさん演奏してきたよ。いろんな世界を見てきた。それはアンタも同じでしょ?」
結局俺は自分が楽しむことを忘れていたんだ。
越前「音楽を演奏するのは劇みたいなもんで違う人にもなれるし違う世界にもいける。だから俺はもっともっといろんな曲を演奏したい、違う世界を探しに行きたいんだ。自分の楽しみのためにね」
越前に教えられるなんてね。
65人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「テニスの王子様」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
蜜柑 - ユーフォ吹いています!私の学校は毎年東北大会へ行っているので、1年生の私は先輩についていくので精一杯です…更新楽しみにしています! (2018年6月2日 21時) (レス) id: 50b8fb5eea (このIDを非表示/違反報告)
Kano - こんな吹奏楽部入りてぇ(笑)ちなみに吹奏楽部でフルートやってます。実は最初はパーカッションだった(笑) (2017年10月26日 21時) (レス) id: 9c07a68af0 (このIDを非表示/違反報告)
レイラ(プロフ) - Horn 3rdさん» コメントありがとうございます!チューバからホルンって珍しいですね。頑張ってください! (2015年10月13日 7時) (レス) id: 394effa2b4 (このIDを非表示/違反報告)
Horn 3rd - 私もアフリカン・シンフォニー好きです! 鳳くんのホルンまでの道が私と似てることに驚きました。ついでに、私はチューバからホルンでした。 (2015年10月12日 23時) (レス) id: 0554a97bee (このIDを非表示/違反報告)
レイラ(プロフ) - マシュマロセラピさん» 多いですねΣ( ̄□ ̄)!ありがとうございます! (2015年9月27日 18時) (レス) id: 394effa2b4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:レイラ | 作成日時:2015年5月2日 16時